2025年8月30日土曜日

第一週目終了

秋セメ第一週目終了。やっぱり始めの週は疲れるね。まぁ、長い苦難の4ヶ月の始まりだけど、とりあえず学生達と一緒に今回のコースのパターンを確認できたという感じ。今回は毎週一つのトピックを決めて、水曜日に講義をして、そのトピックに関する論文を課題として渡す。生徒達はいくつかのグループに分かれて、翌週の月曜日にその論文の内容についてプレゼン&ディスカッション。金曜日は論文のバックグラウンドを講義して、残りの時間は翌週のプレゼンに向けて生徒達がグループに分かれて相談、という流れ。これでいくと、授業は月水金だけど、自分が講義をするのは水曜日の一回と金曜の前半だけということになる。よーし、これなら何とかいけそうやん、という手応えを得た。もちろんこういうスタイルは、自分がやる講義の負担を減らす工夫でもあるのだけど、学生にとってもプレゼンやグループディスカッションというのは、自然と積極的に参加して自分で考えることにつながり、いわゆるアクティブラーニングとして有効という感じがした。今後4ヶ月をかけてどんな感じになっていくのか、まぁまぁ楽しみになってきた。

2025年8月27日水曜日

Ni-E移設完了

昨日の朝、こちらのNikonの技術者の方が二人来てくれて、Ni-Eの組み立てと調整をしてくれた。なんかここ最近リノベーションの件で、作業を約束していた日に来てくれないのが普通だったり、来てくれたとしても途中で帰ってしまってそれ以上来なかったりとかいうのが日常だったので、時間通りにちゃんと来て丁寧な作業を(しかもタダで)やってくれたことに感動した。まぁ、ちゃんとした会社の人達は普通そうだと思うんだけど、あまりの酷い対応に慣れてきている自分に気付いた。ともあれ、これで実験に必要なものはほぼほぼ揃ったのではないだろうか。あとはハエ達の餌を作るためのフライキッチンの整備か。
そういえば今日の午後、試しにNi-Eを動かしていて思ったのだが、少し前にデモで来てもらった2種類のオールインワンの顕微鏡と比べて、画質はNi-Eの方が良いと思う。しかも、自分にとってはやはり、接眼レンズから覗いてじっくり観察するスタイルの方がしっくりくる。

ACB1

いよいよ新学期第一週が始まった。今回のコース「Advanced Cell Biology」の第1週目のテーマは、Evolution of Multicellularity。ということで、月曜に引き続き今日が2回目の講義。生命の長い歴史の中で、単細胞生物から多細胞体制への進化は様々な分岐群で何度も起こっているようだが、この大きな変化はなぜどのようにして起こるのかという話。今日は主に、ChlamydomonasとVolvoxの比較を例としながら話した。これは基礎生物学で結構一般的なテーマだけど、ものすごく根本的であり奥深い問いなので、やっぱり面白いよね。今回の生徒は学部のシニアから大学院生まで14名。今朝は結構熱心に聞いてくれている子が多い気がした。

2025年8月23日土曜日

Advanced Cell Biology

今週から新学期の開始ということで、今週は大学の色々な会議やイベントに参加していて、授業開始前の一週間が飛ぶように過ぎ去ってしまった。ということで、月曜から授業が始まるのだけど、まだまだ準備ができていない。この秋学期担当するのは、「Advanced Cell Biology」。月水金の朝9時から50分の講義。そして、それに加えて月曜の午後は「Advanced Cell Biology Lab」の実習まである。かなりヘビーだし、そもそもアドバンスドと言ってもCell Biologyなんてかなり広い分野なので、どうしたもんかとこの夏の間ずっと頭を悩ませていた。まぁいまだに悩んでいるのだが、とりあえず今週はシラバスを書かないといけなくて、ぎりぎりこの週末で完成させる。中間期末試験の週を入れると全16週、講義は全部で40回以上あることになる。一回が50分とは言え、どう考えても多すぎる。まぁ細胞生物学の分厚い教科書をなぞっていけば40回分のトピックはあるだろうけど、そんな退屈な授業はしたくないし、アドバンスレベルだからそういう基礎的知識はあるものとして考えたい。ということで、自分が考えている細胞生物学の一つのコンセプトを、学生たちと一緒に14週かけて追求していきたいと思う。
「From the origins of life to the social behavior of cells, differences between unicellular organisms and multicellular systems, and ultimately to the breakdown of these systems in cancer.」

2025年8月14日木曜日

高校開始

今週から高校の新学期が始まった。ということで、いよいよ下の子がここの高校に通い始めた。これまでになんやかんやと手続きがあったのだけど、この夏に高校の校舎が新しく作られていたこともあり、訪問することもできていなかったので、新学期一日目に全く初めての場所に行くというなかなか不安な感じの始まりだった。日本の高校とは全く違っていて、ホームルームはなく、授業がある教室へ各自が移動するという大学に近い感じのシステムなのだそう。そんな中でももうすでに数人の友達が出来たようで、まだまだ手探りではあるけど、とりあえずはスタート出来たという感じ。
それにしてもアメリカの高校は朝が早くて、7時には登校していないといけないということで、家を出るのは6時半。朝、車で送りに行くと高校の横の道にはすでに送迎の行列ができていて、車の窓から朝日が昇るのを見ることができる。自分もとりあえずこの時間に合わせているので、今週からラボに来るのが8時になった。

Ni-E

先月京都からまとめてFedExで送付した荷物の中に実体顕微鏡が5台あったのだけど、これらは何の問題もなくこちらに届いた。で、実はそれ以外にもNikonの蛍光顕微鏡 Ni-E があって、こちらはもうだいぶ前に分解して8箱に分けてしっかりと梱包してもらっていたのだけど、普通に送るのはさすがに怖いので、引っ越し前から専門の輸送業者と打ち合わせを重ねてきた。やはり専門輸送業者の方は輸出入の手続きがかなりしっかりしていてリライアブルなのは確かなのだが、こちらで用意しなければいけない書類の量に圧倒されて、なかなか手をつけることができていなかった。当然輸送費がかなり高くなることも分かっていたし、こちらで新しい顕微鏡のデモをしたりしているうちに、もう無理して送らなくても良いのでは、とまで思い始めていたのだけど、実体顕微鏡があっさりと届いたことで考えが変わった。もうFedExで送ってしまおうと。そんな訳で、先月末に京都のYラボの方々の協力のもとNi-Eが入った8箱を送り出してもらったところ、これまた何の問題もなく数日でこちらに届いた。この半年間ほど悩まされたあの輸出入関連書類は本当に必要なものなのだろうか。まぁでももう届いてしまったものは仕方ない。ということで、こちらのNikonに連絡を取って、再組立てと調整をお願いすることになった。こちらは再来週。ようやく先週から始まったラボのリノベーション工事が今週も続いているので、再来週にNi-Eがインストールされたら、ようやく本格始動できるかな。

2025年8月5日火曜日

FB2

土曜日、New Orleansで開催されたショウジョウバエの学会「Fly Bayou」に参加してきた。この学会はコロナ禍の2020年にWMが中心となって始めたもので、米国南部にあるDrosophila labの集まり。普段は月一回のオンラインセミナーシリーズをやっているのだけど、二年に一回実際に集まる学会をやろうということになって今回が第二回。実は二年前の第一回はバトンルージュのLSUで開催されたのだが、その時自分はたまたま出張でこちらに来ていてトークまでさせてもらったのだった。そんなこともあり、参加している人達はたいがい知り合いで、自分にとっては意外とすでにホーム感のある学会なのだった。最近、加入しているラボはかなり増えてきていて、東海岸から中西部まで30ラボに上るのだけど、今回の参加はほぼ地元のルイジアナ州から。今後もっと学会参加が増えるようにしたいね、というのが学会後にシーフードレストランで集まったボードメンバーでの議題の一つだった。