2025年12月31日水曜日

大晦日 2025

この一週間ほど、娘と家でゆっくりしているうちにもう大晦日になってしまった。この年末は、また年明けから始まる春セメスターの新しい授業の準備を着々とする予定だったのだが、今回もだいぶ難航しているなぁ。まぁともあれ、2025年が終わる。無事終了と言いたいところだけど、いやぁもう本当に大変な一年だった。もしかしたら今まで生きてきた中で一番大変だったような、そして今までで一番勉強したのではないかと思うくらい、ものすごい一年だった。まぁそれにしてもよくラボを立ち上げたもんだ。一年前ここに来た時は、前に使っていたラボの古いもので溢れかえっていて、自分のラボのものもハエ達もまだ全て京都にあったから、いつここで研究を始めることができるんだろうかと不安だった。夏にようやくリノベーションの工事が入って、その頃ちょうど京都から送った大量の段ボール箱が所狭しと置かれている中で、京都から到着したハエ達の整理をして新しいストックを作っていたことを思い出す。そういうのを考えると、今こうしてまた普通にここでフライプッシングできていることが、本当にすごいことのように思える。まぁでもそろそろ本格的に研究を進めることができそうになってきたので、来年は本当に楽しみだ。
それでは皆さま良いお年を!

2025年12月26日金曜日

Xmas

こちらに帰省している娘と二人でのクリスマス。久しぶりに作ったトマトサーディンスパゲティとアップルサイダーで乾杯。昼間はだらだらと水曜どうでしょうを見たりして、なんか久しぶりにリラックスできているけど、来月から始まるこれまた新しい授業の準備が進んでいないなぁ。

2025年12月25日木曜日

Houston

この年末、日本に一時帰国する家族が昨日の朝ヒューストンからの飛行機に乗ることになっていたので、まだ暗いうちから出発して車でヒューストンの空港まで送りに行ってきた。ここからヒューストンは、高速をノンストップで走れば約3時間半。2年ほど前に、日本からの出張でベイラー医科大のSY博士を訪ねたことがあったけど、こちらに住むようになってから車でヒューストンまで行くのは初めて。ということで、空港へ送ったあと、以前にSYさんから教えてもらっていたDaidoという日本のスーパーを見に行ってきた。それほど大きい店ではないものの、日本のコンビニと大差ない品揃えに驚愕。乾物、調味料、お菓子以外の生鮮食料品も結構充実しているし、刺身パック、弁当やおにぎり、酒もあった。納豆の種類の多さ、そして日本でお馴染みの食パンまであることに驚いた。日本人が多く住むメジャーな町にはこういうスーパーがあるということを思い出しつつ、3時間半の距離に日本のものがあるということを知って、なんだか少し気が楽になった。
午前中にそのスーパーで色々と買い物をして、その後さらにモールの中にあるユニクロをぶらぶらしてから、昼はSYさんとSYラボの日本人ポスドクの知り合いも一緒に、4人で牛角で焼肉ランチ。色々とお互いのラボの近況などを話して楽しいひとときを過ごさせてもらった。また時々来ることができればと思う。と言ってもまぁ、正月にもう一度家族を迎えに行かないといけないのだけど。

2025年12月20日土曜日

St. John

近所にあるSt. Johnの大聖堂にもイルミネーション。毎晩自転車でこの前を通って家に帰ってくる。

Holiday season

今週は月曜日にファイナルグレードの提出があって、その後もファカルティミーティングとか大学院生のプロポーザルディフェンスとか、リタイアする教員のお祝いパーティとか、なんやかんやとあったけど、この週末から大学は完全に冬休みに入る。
そんな中、高校でうちの子が所属しているミュージックバンドのクリスマスコンサートがあるということで観に行ってきた。うちの子が通う高校はこの町で一番大きな学校で、バンドもかなりの規模。そして今年の夏に校舎を新しく建てたこともあり、会場は高校のものとは思えないような立派な施設だった。前半はカフェテリアで振る舞われたガンボを食べながら、そして後半はホールに移動して、たくさんのクリスマスミュージックを楽しませてもらった。

2025年12月16日火曜日

Winter break

秋セメスターが終わって少しスケジュールに余裕が出てきた。次の春セメスターが始まるのは年明け一月中旬なので、約一ヶ月の冬休み。この間に、これまた次の春セメのコースの構想を練らないといけないのだけど、それよりも研究のほうを色々と進めたい。最優先課題は懸案のIHS論文。ということで、夏以降にもう一度書き直した原稿をベースにしたFigureの改訂案について、土曜日の夜にRとオンラインでミーティングを行った。Figureの改訂はRに任せるとして、こちらではあとFigure Legendsとかマテメソとかを仕上げる予定。そして、年明けからはいよいよ投稿に向けた準備を始めたいと思う。

2025年12月8日月曜日

ACB25

ついに今週で秋学期の授業が終了する。今週は期末試験だけど、自分が教えているコースでは先週すでにレポートを課したので、あとは今週末にレポートの採点をしてグレードをつけるのみ。この15週間で合計25回の講義をして、生徒達は13本の論文を読んで毎週プレゼン&ディスカスをした。という数だけを見ても結構よくやったなぁと思うのだが、それ以上に今回のコースは自分にとってとても意味のあるものになった。
今回のコースタイトルは「Avanced Cell Biology」ということで、まぁどこの大学にでもありそうなものだけど、一般的な細胞生物学の教科書を読み進めていくような退屈な授業にはしたくなかった。そんなわけで、完全にオリジナルの新しいコースを作ろうと決めたものの、日本の大学でもこういうコースを担当したことがなかった自分にとってはかなりチャレンジングで準備が大変だった。単細胞生物と多細胞体制の違いについて話していた始めの数週間は特に大変だったのだけど、その後、germline specification、stem cells、cell competitionと進んでいったあたりから、ちょっと不思議な気分になってきた。始める前にシラバスを書いていた時点で、コース全体を通して一つの大きなストーリーになるようなイメージは持っていたのだけど、自分がこれまで20年以上に渡って取り組んできた色々な研究が、全てそのストーリーの一部としてぴったりはまっていくというような感覚。これまで自分の中では、それほど意識せずに行き当たりばったりで色々な研究をやってきたようなイメージを持っていたのだけど、実は知らず知らずのうちに一貫した興味を持ってやってきたことに気付かされた。つまり、授業という形で一つのストーリーを組み立てていく中で、自分が研究者として追い求めてきた「細胞の社会性とは何か?」というような大きな問いが見えてきた。大学のコースを作っていくことで自分の研究のコンセプトを再発見することになろうとはね。
アメリカの大学の先生は、結構こういう独自のcourse developmentをやる訳だけども、これは確かにものすごく勉強になる上に、改めて自分の研究を見直すことにもなる。そして、新しい独自のコースができると、それはかなり分量のある大きな物語になる訳で、本を書きたくなるんだろうなというのが分かってきた。