2015年4月29日水曜日

Fawcett

細胞の電顕像を理解するのはなかなか難しい。透過型電顕で得られる像は基本的に切片の形態なので、ある程度知識がないとその点描画のような像が何なのかさっぱり分からんということになるのだけど、経験があればそこに隠れている様々な微細構造が見えるんですね。なんか良い参考書はないかなぁと思っていたら、S先生が Fawcett の「The Cell」っていう古典的教科書を教えてくれた。1981年の書とはいえ、この電顕像のコレクションは素晴らしい。30年以上経っても全く色褪せない、これが形態学が持つパワーやね。古本を取り寄せようかなという気になってきた。ちなみにこれはもう絶版になっているけど、アメリカ細胞生物学会のウェブサイトに全編のPDFが公開されている。

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