ということで、今週メールで彼らと話していた矢先に入った昨日のイスラエルによるイラン空爆のニュース。二人が住んでいるテヘランも標的になっていて、夜中にミサイルとものすごい爆発音がだんだん近づいて来る中、震えて眠れない一夜を過ごしたらしい。当然アメリカ政府は今回の空爆のタイミングを知っていたのだろうし、これを前提として先週の入国禁止令を出したのではないだろうか。最近、こういう理不尽な国の政策によって自分の将来の計画が台無しにされて、途方に暮れている人が世界中にたくさんいるんだろうと思う。本当に色んな面で難しい世界になってきているけど、こんな時こそ自分のサイエンスに集中したい。
2025年6月14日土曜日
Pray
先週の水曜日、「アメリカに侵入して危害を加えようとする危険な外国勢力からアメリカ人を保護する」とかいう名目で、特定12カ国からの入国を原則禁止、他の7カ国にも入国制限を行うという大統領令が出された。この12カ国には当然イランが入っており、この秋から大学院生としてうちのラボに加入予定だったイランの学生2人のビザは絶望的な状況になった。イランにいる彼らにも当然この情報は入っており、各々からこれはもうダメだと思うというメールが来た。二人とも本来は今年の1月に入学予定だったのにビザが発行されず延期となり、この秋こそはと希望を持っていたこともあり、かなりショックを受けて落ち込んでいる様子だった。念願のアメリカ留学への道が開けたのに、あと一歩というところで急に扉を閉ざされたのだから察するに余りある。本当に可哀想だと思うけど自分には何もできないし、能力も熱意も抜群に高かったこの二人がうちのラボのスタートに不可欠なピースであると信じていた自分にとっても非常に残念なことになってしまった。
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