GMS.9:Genetic interaction, Epistasis, Modifiers
HypomorphとかAntimorphとかのterminologyの説明から始まり、ハエの複眼の赤色を作る2つのパスウェイ(PteridineとOmmochrome)におけるepistasisを紹介。そして、modifier screenの例として、ommatidium R7 cellの形成に関わるsevenlessのmutantがUVライトへの走性を失っている表現型を利用したdominant modifier screeningについて。
GMS.10:Review for mid-term exam
中間試験前にこれまでの授業の復習(San Diegoのホテルからリモート講義)
GMS.11:Targeted mutagenesis and genome editing I
Homologous recombinationとNon-homologous end-joining、マウスにおけるgene knockout、トランスジェニックマウスができるようになった歴史、そしてTamoxifen-induced CreER/loxPのシステムまで。
GMS.12:Targeted mutagenesis and genome editing II
CRISPR-Cas9について。1987年にCRISPR配列が発見されてから、それがファージに対するバクテリアの免疫システムであることが分かり、このシステムを利用したゲノム編集技術を開発したE. CharpentierとJ.A. Doudnaのノーベル賞の仕事まで。
GMS.13:Clonal analysis with genetic mosaics
まずはGynandromorphから。Drosophilaで発展してきた遺伝学的モザイク解析技術について。Gal4-UASとFLP-FRTの合わせ技、MARCMとかFlp-out Gal4システムまで話した。1970年代、FLP-FRTが開発される前、A. García-BellidoらがX線によってmitotic recombinationを誘導して、各種phenotypic markerを目印にモザイク解析をしていたのは本当にすごいなと思う。
GMS.14:Application of genetic analysis
Case study I: Cell competition and compensatory cell growth ということで、これまでに学んできた遺伝学実験手法が、実際の研究でどのように使われるのかを示す例として、自分のcell competitionとCCHに関する仕事を紹介。
こうして14週間の授業を振り返ってみると、これはなかなか素晴らしいコースになったのではないかと自画自賛したくなる。古典的なメンデルの遺伝学やモーガンの染色体説から始まり、X線によるmutagenesis、バランサー染色体、C. elegans、ハイデルベルグスクリーニング、トランスポゾンの発見、P-element、エンハンサートラップ、Gal4-UAS、RNAi、トランスジェニックマウス、相同組換え、CRISPR-Cas9、モザイク解析まで、生命科学の発展の基盤となった発見や遺伝学実験技術について歴史を追いながら見ていくことによって、体系的な知識を学ぶことができたのではないかと期待。少なくとも自分はこの辺りのことを今一度しっかり勉強できて良かった。まぁ、学生からの評価はまた追々。
コースの内容、非常に興味深いですね! 読んで想像するだけで勉強になります。いつかコースのデザインから関わる際は参考にさせてもらいます!!
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