2025年2月15日土曜日

GMS.5

今週の講義のトピックは「Loss-of-function mutagenesis for forward genetics」。ということで、Nüsslein-Volhard & Wieschaus によるいわゆる Heidelberg screen の概要、その遺伝学的な戦略と発生生物学における意義などについて説明。原著やその周辺資料を眺めて、これまた本当にすごい仕事やなぁと改めて感動しながら準備していたのだけど、そのすごさがどれくらい伝わったかな。というのも、このHeidelberg screenから出てきた数々の発見は生物学史においてとてつもなく大きな意義があるのは当然なんだけども、スクリーニングでのターゲットにしたフェノタイプが、幼虫の腹側に生えている細かい毛(denticles:歯状突起)のパターンというなんとも地味でマニアックなものだから、熱く説明しながらもちょっと学生の反応が気になってしまったのでした。

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