2012年10月7日日曜日

Seven Hills Pinot Gris

Seven Hills Pinot Gris 2011
なんかこの週末は夏に逆戻りしたかのような蒸し暑さだったので、きりっとした白が飲みたくなって町の北にある酒屋でオレゴンのピノグリを見つけてきた。15ドルほど。フレッシュな梨とライム。結構あっさりしているので、一晩で空けてしまった。

Lake Ella

日曜の午後、近所のLake Ellaで水鳥達に餌やりをしながら散歩。

Asian Festival 2012

土曜日、ダウンタウンで毎年恒例のアジアンフェスティバル。子供達の出し物は午前中だったんだけども、暑かった。

2012年10月5日金曜日

起承転結

ドンちゃんがようやく論文を書き始めたようだ。彼のこの研究は、実は自分が持っていてお蔵入りになりそうだったいくつかの古いデータをあげたことから始まった。あげたのはもう二年ぐらい前になるのかな。で、Resultsを大体書き終えたのだけども、どうも最後のセクションがうまく書けないのでちょっと見て欲しい、ということで昨日の夕方その原稿を前に色々と話し合った。確かに、論文の構成上最後にくる実験結果がどうも曖昧な感じで結論がスッキリとしない。でもこの実験結果についてはドンちゃんももう長いことその解釈を考えに考えた上で答えが出せなかったものなので、たぶん今現在あるデータだけで説明するのは不可能なのだ。genetic pathwayなんて普通そんなシンプルなものではないし、ここでは他にも別のpathwayが関わっているのだろうとしか言いようがない。じゃあ、どうすればいいの?と悲壮な顔で聞いてくるドンちゃんに、じゃあこの際がらっと論文の構成を変えてみてはどうだろうかと提案した。実は前半のデータは結構ソリッドなので、このソリッドなデータを論文の締めに持ってくれば論文の印象が随分違ってくるんじゃないかと。普通、論文をある程度まで書き上げてしまうと、自分の中ではこの話の流れが最適であって話の順番を入れ替えるのは不可能のように思えるし、第一入れ替えてみようというアイデアは自分からはあまり生まれてこないものだと思う。でもやっぱり曖昧なデータを締めに持ってくると、どうしても論文の印象自体が悪くなる。「起承転結」という言葉があるけども、科学論文においてもやっぱり起承転結のあるストーリーは読んでいて楽しい。科学論文に起承転結が必要であるとは別に思わないけども、物語と同じで結末が納得いかないものだと、なんだかなぁと思ってしまうものだ。物語の場合は起承転結の順番を入れ替えることはほぼ不可能だけども、科学論文では場合によってはこれが可能だったりする。もちろん「起結転承」とかにしてしまうのではなくて、並べ替えたものを起承転結に書き直す。ストーリーを再構成して論文の核となるソリッドなデータを結末に持ってくることで、全体的な印象は随分変わってくるはず。なんていう話をしているうちに、ボケーっと聞いていたドンちゃんの表情がみるみる変わっていった。確かにその通りだ。それは可能かもしれない。と言って興奮して帰っていった。さてどうなるものやら。

2012年10月2日火曜日

Bogle Essential Red

Bogle Essential Red 2009
ついにデビューしたBogleの新しいブレンド、Essential Redを少し前に試したんだった。Old Vine Zinfandel、Syrah、Cabernet Sauvignon、Petite Sirahのブレンド。さすがボーグル、10ドル以下でこの旨さは素晴らしい。それにしても、あぁこれはボーグルのワインだなぁ、と思わされるこの独特の味わいはなんなのかな。

2012年10月1日月曜日

McManis Zinfandel

McManis Zinfandel 2010
前に一度飲んだこのMcManisのピノノワールがかなり旨かった印象があったので、ちょっと他のも試してみようと思って手に取ったジンファンデル。甘い香りにラズベリーやイチゴのフレッシュな酸味が心地よい。やっぱりこのワイナリーのワインは自分の好みなのかも。これでどれも10ドルほど、ということでさらに他のも試したくなった。

CRクラブ

昨晩ボスからメールがあって、明日うちの大学の他の学部にいる何人かのPI達が集まってcancer researchに関するミーティングをするんだけども一緒に行かない?とのこと。で、それって何なの?って今日聞いてみたら、なんやらうちの大学でcancer researchに興味があったり実際に研究をしている人達がインフォーマルなグループとして集まってとりあえずは座談会をやるという感じ?ということだったので、なかなか面白そうかもと思って行ってきた。で、集まったのはウチら生物学を含め、化学、数学の三学部から全部で10人ほど。座談会が始まるや否や、化学部のよくしゃべる女性の教授に「ユーのことは新聞記事で見たわよ。ちょっとどういうことをやっているのか教えてよ!」って言われていきなりまず自分がアドリブトークをすることになってしまった。かなり異分野の人達ばかりだったのだけども、皆さん意外と結構ハエを使ったガン研究に食いついてきていた。今日他に発表していた人達は、エピジェネティクスのバイオインフォマティシャンとか、膨大な臨床検体からのデータを扱っている数学者とか。意外と楽しめた。今後、一ヶ月に一回くらいの割合でミーティングしましょうや、ということになって、なんかクラブ活動みたいなものが始まった。

2012年9月30日日曜日

2012年9月27日木曜日

久々のPCR

mutant alleleのDNAシーケンスをチェックするために昨日PCRをかけた。前に自分でPCRをかけたのがいつかも思い出せないほど久しぶりのモレキュラーワーク。で、今日は泳動してゲルピュしようと思ったらバンドが出ていなくてがっかり。PCRがかからなくてトランスイルミネーターの画面を見ながら感じるこの悲哀もまた久しぶりでなんだか懐かしい。仕方ないので速攻でちょっと条件を変えて帰り際にもう一度かけておいた。ちなみにこれはゴーアイの論文のリビジョンのための追加実験。そういえば、今日の午後はゴーアイが送ってきた追加実験のサンプルの写真を撮るためにジャッキーと一緒に医学部のコンフォーカルを使いに行ったのだが、どうもこのサンプルのGFPシグナルがおかしい。フェノタイプはキレイに出ているのにmutant cloneのはずの細胞にGFPがある。ゴーアイ、頼むでホンマ。うーむ、リビジョンの締め切りが迫ってきているのでどちらもなんとかしないといけないのだが。。。

2012年9月25日火曜日

秋のストック更新

業務連絡。全ストック更新完了。

Red Silk

Oliverhill Red Silk Shiraz 2009
コスコで見つけたオーストラリアのシラーズ。15ドルほど。これは旨い。芳醇なブラックベリーにハーブ。なめらかでいてしっかりとした酸味とタンニン。オーストラリアの旨いシラーズってこういうワインですな。

JLM2012

今朝は医学部の合同ゼミでプレゼンテーション。ここでの発表はだいたい一年に一回まわってくる。いよいよSSTプロジェクトをまとめあげようという段階なので、関連する全てのデータを一つのストーリーとして語ることが出来るかどうか、今一度確認するためにプレゼンしてみた。スライド100枚超。質疑応答しながらとはいえ一時間半話したので聴衆にはちょっときつかっただろうけども、まぁ自分では色々と確認することが出来たのでよしとしよう。そういや昨日この発表用スライドを作っている時に、複数のスライドをKeynoteのファイル間でコピペしようとしたら重すぎたのか、ペースト出来なくてKeynoteが固まってしまった。で、もう一度その元のファイルを開けようとしたらどうしても開かないという事態が発生。メインのプレゼンテーション用のファイルは無事だったのだけども、別のファイルで結構長い時間かけて描いた漫画が失われてかなりショックだった。こういうのってどうやって修復すればいいんでしょう?

2012年9月24日月曜日

Lab Hiking

昨日はラボのみんなでハイキングの日。町の南にあるLeon Sinks Geological Areaという公園というか森のトレイルに行ってきた。原生林の地下に広がる水脈がところどころ洞窟のようなところから顔をのぞかせてきれいな池になっていて、真っ白な洞窟ザリガニ(cave crayfish)とか珍しい生き物を見ることが出来た。フロリダは湿地帯だからこういう地下水脈がいろんなところでつながっている。ロウチビと二人で参加したのだけども、歩いたトレイルは3マイル以上はあったはず。二人とも結構歩き疲れたけど、比較的涼しい朝だったのでなかなか気持ちが良かった。

2012年9月19日水曜日

Gérard Bertrand Terroir Corbières

Gérard Bertrand Terroir Corbières 2010
久しぶりのフランスワイン。南フランス、ラングドックルシヨンのGérard Bertrand。ブレンドは、Grenache 40%、Syrah 40%、Mourvèdre 20%。凝縮されたベリーの果実味にバランスの取れた味わい。一日目よりも二日目の方がまろやかで華やかになっていてとても楽しめた。普段フランスワインはほとんど飲んでいないけど、アメリカや南米のワインと比べるとなんていうのか奥深さと上品さを感じるのは気のせいかな。周りの店ではあんまりフランスワインの種類が豊富ではないのだけども、こういうのを飲むとやっぱりもっと試してみたいなぁと思ってしまう。

日中台三者対談

尖閣諸島の問題で、中国では今までになく大きな反日暴動が起きている様子。昨日9月18日は柳条湖事件が起こった日ということで、奇しくも二年前の中国漁船衝突事件と同じように中国人にとっては最も愛国心が高まる重要な日と重なってきた訳で、これまたなんかエライタイミングが良い気がするのだけども、どうやら暴動が拡大し続ける訳でもないようなのでやはりまだ中国共産党政府がしっかりと民衆をコントロールできているように見える。
ということで、一昨日ここぞとばかりに中国共産党員のドンちゃんとこれについて話をしてみた。偶然その場に台湾人のアンソニーもいたので、思いがけず日中台の三者による領土問題についてのデスカッションになった。
しかし、やっぱり現状と同様に、初っぱなから中国人のドンちゃんだけがエライエキサイトして中国の領有権正当性の主張をまくしたててしまうという事態に。そして台湾人と日本人は、その強引というか傲慢というかいつもながらの自己中心的な論理に閉口したのでした。
それにしても中国による尖閣諸島領有権の主張は、そもそも四十年ほど前にこの海域に地下資源が存在する可能性が指摘された時から始まった、という事実についてはどう思うの?と聞くと、確かにそれはそうなんだけども、その結果探してみたら尖閣諸島が昔々中国のものであったということを記述してある古文書を中国人は見つけたんだと。我々は歴史上の証拠を見つけたから中国の領有権を主張出来るんだと。
いやいや、そんな論理がまかり通るのならば色んな国が色んな主張を出来る訳であって、例えばじゃあモンゴルが「昔々モンゴルが中国を征服したという事実が古文書に書かれてあるから中国は全部モンゴルのものだ」って今になって主張し始めたらオマエらはどう思う訳?と聞くと、さすがに論理の破綻に気付いたのかゴニョゴニョと言い訳をしていたけども、結局その論理を撤回する気は全くなさそうだった。そしてその論理を元に、中国の領土は一昔前はもっと広かったので、日本とだけじゃなくて周りのいろんな国と領土問題で争っているんだということをホワイトボードに地図を書きながら自慢気に話しだす始末。
でもねぇオマエ、一般的に領土問題っていうのは双方の国にそれぞれの主張がある訳であって、なかなか難しい問題なのよ。国民が感情的になって主張する領有権だけじゃなくて、もっと国際的な視点から洞察するべき問題だと思うよ。例えば今回は日本国内の政治的な問題が発端になっているかも知れないけど、そこにはアメリカが今後日本をどうしていきたいのか、ということが関係しているんじゃなかろうか。しかも日本と台湾というのはロシアと中国という二大共産国とアメリカを隔てる言わば壁な訳であって、この辺りの地域は軍事的に非常に重要な場所なんですね。アメリカが東アジアに影響力を残しておくためには北方領土や尖閣、台湾、朝鮮半島といった地域を潜在的な紛争地として残しておきたいというアメリカの意向が反映されている、ということも考えるべきだと思うよ。だからそんな自国の主張だけをしてたら話にならんのよ。と、ちょっとオトナな意見を話すと、ようやく少し落ち着いて黙ってくれた。ちなみに台湾人はこの辺り普段から常に考えさせられる状況にあるからか、アンソニーは嬉しそうに日本人の意見に同意を示してくれたのだけども、基本的に台湾人はこの尖閣諸島の問題にはそれほど興味がない、というか首を突っ込みたくないという感じ。
で、領有権の話はおいといて、中国政府は国民の政府に対する色々な不満に対するガス抜きとして反日を煽って愛国心を焚き付けるようなコントロールをしているのはよく言われている話だけども、今回の民衆の暴動が今後さらに拡大してその矛先が中国共産党政府に向かう心配はないの?と聞いたところ、ドンちゃんが言うには、このまま反日暴動が拡大するとまず間違いなく矛先は中国政府に向かうだろうと。だから必ず政府がなんとかしてこの暴動はこれ以上大きくならないようにコントロールし始めるはずだと。しかしながら今回は日本が尖閣諸島を国有化したという事実がきっかけになっていてその事実は変えられない訳で、政府はどうやって民衆を説得するのか?と聞いたら、それは共産党員のドンちゃんにも分からんと。
ということでこの問題、今後どのように推移していくのか結構興味深いところ。何かあればまた中国共産党員の意見を聞いてみたいと思う。

ウィキペディアの「尖閣諸島問題」の中にある「中国の領土拡張戦略」はなかなかオモシロイなと思った。以下抜粋。
中国共産党は、清がイギリスなどの西欧列強に領土を奪われた経験から、軍事的実力のない時期に国境線を画定してはならないという考え方をもっている。中国とインドの事例(中印国境紛争)では、1954年の周恩来とネールの平和五原則の合意および中国国内のさらなる安定を待って、インドが油断している機会を捉えて、1962年11月、大規模な侵攻により領土を拡張した。当時、キューバ危機が起きており、世界がそちらに注目している中での中国による計算し尽くされた行動であった。軍事的優位を確立してから軍事力を背景に国境線を画定するという中国の戦略の事例は、中ソ国境紛争などにも見られ、その前段階としての軍事的威圧は、東シナ海および南シナ海で現在も進行中である。日中国交正常化時の中国側の領土棚上げ論は、中国に軍事的優位を確立するまでの猶予を得るための方便ともいえる。

実はドンちゃんみたいに愛国心を剥き出しにしてくる中国共産党員は周りでは珍しい気がするんだけども、こういう見方をすると、もしかしたら今の中国政府は日本と戦争になっても仕方ないくらいの勢いがあるんかな。

2012年9月18日火曜日

雷鳴

今日の朝はえらい雷鳴に起こされた。そして停電。

2012年9月17日月曜日

家の前で

最近ようやく少し涼しくなってきたので、この土日は家の前の道路で結構長い時間子供二人とサッカーして遊んでいたら、今日はちょっと足が筋肉痛になっております。

2012年9月14日金曜日

二日続けて

今日のジャーナルクラブはズーちゃんによるハエを使ったガン研究に関するフリートーク。なんやら気合いが入っている様子だったのでちょっと期待してたんやけど、あんまりやったなぁ。二時間近くもかけていろんな論文を紹介してくれていたけど、全部知ってる論文ばっかりやったし、それよりもなんというか、とりあえず見つけた色んな論文を拾ってきましたという感じでまとまりもなくて退屈してしまった。いろんな遺伝子の変異がガンの原因になることなんて誰でも知っていることであって、各々のシグナリングパスウェイに関する論文をランダムに見せられたところで、あぁそうやねぇ、としか言いようがない。なんかもっとこうコンセプチャルなものを期待してたんやけどなぁ。まぁでもたくさん論文を読んで、彼にとってはエエ勉強になったんかな。あのトークじゃあアンダーグラジュエイトとかはチンプンカンプンやったと思うけど。とまぁ、二日続けてグラジュエイトのプレゼンに対する文句になってしまった。なんか最近ラボミーティングでの不満が多いな。

2012年9月13日木曜日

アリスンもHonorsへ

アンダーグラジュエイトのアリスンがHonors Programで卒論を書きたいと言い出した。来年の春に卒業する予定なので2セメスターしかないのだけども、さぁどうしましょうと。この一年半ほどの間、彼女には少しずつスクリーニングをやってもらっていていくつかオモシロイ遺伝子群が引っかかってきているので、その中の一つの遺伝子群に対する研究をやってみるというのが自然な流れになるのだけども、なにぶんその遺伝子群の機能があんまりよく分からないために半年ほどで卒論にまとめるのは難しいかもしれない。そこで、少し前にモハメドが同じスクリーニングで偶然見つけた面白い現象を調べてみるのがいいかもと思って、まずはそのモハメドの実験を追試することから始めたのだが、昨日見てみたらモハメドの実験結果とは全く違っていた。まぁそれなら仕方ないからやっぱりアリスンのスクリーニングで取れてきた遺伝子で行くか、ということになるんだけども、それはそれとしてなんでモハメド君の実験でそんな結果が出たんかということがちょっと心配になってきた。
そんなところに今日の昼のラボミーティングはモハメドの研究発表。近々コミッティミーティングでプレゼンをしないといけないらしく、その練習も兼ねてということだったのだが、あまりにひどいプレゼンテーションにイライラさせられた。今日は朝からなんやら頭が痛いのもあって聞いていられなくなってちょっと厳しいことを色々と言ってしまったけど、彼は大丈夫なんだろうか。

2012年9月12日水曜日

Sent Out

昨日の晩、投稿している論文のステイタスが突然「Sent Out for Peer Review」に変わった。えぇっ!?ということはまだレビューに回していなかったんですか?と、ちょっとびっくり。だって投稿からもうすでに一ヶ月近くも経っているのに、今まで何しとってんなゆー話やでこれが。しかもわざわざカバーレターに「競合しているグループがあるようなのでなるべく早くレビューに回してね!」って書き添えておいたのにこれか。もしかしたらオンラインのステイタスを変更し忘れていただけなのかもしれんけど、そうじゃないならどういうことやねんなと。まぁ、また待つしかないけど、レビュワーの方々がこの現象の面白さを理解してくれることを祈るのみ。