2012年10月26日金曜日
思い出深い
今日ようやくボスがゴーアイの論文を再投稿したようだ。まぁほとんどのレビュワーのコメントに応じることができたので、たぶん大丈夫だと思う。この論文で論じている遺伝子のmutant phenotypeは、自分がこのラボに来て一番始めにトレーニングのためにやったスクリーニングで見つけたものだから、もう随分前のものになる。そのスクリーニングでは一連のP-element insertionのmutant alleleを使ったのだけども、よく調べてみたらその見つけたmutant phenotypeはP-element insertionではなくて、他のbackground mutationが原因になっていることが分かった。それでその頃指導していたアンダーグラジュエイトのナタリアと一緒に、Deficiency Kitを使ったスクリーニングをしてようやく本当の原因遺伝子を突き止めたところ、その遺伝子はその頃ゴーアイが興味を持って調べ始めていたものと同じだった。それでその後、ゴーアイにそのmutantを渡してからはあまりタッチしてこなかったので、それほど思い入れのある論文という訳でもないんだけども、なんやかんやで長いこと悩まされたという点では思い出深い論文になるのかも。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿