2012年10月27日土曜日

ギャルフォーシリーズ

Drosophilaの新規Gal4 lineシリーズがCell Reportsに三本の論文で同時に報告された。これらは、nervous systemでfunctionalと思われる7000のCRMcis-regulatory modules)をGal4 reporter constructに組み込んで、phiC31によってattP2 at 68A4に挿入したGal4 fly達。この中から、adult brain and VNCで発現を持つものが6650、embryonic CNSが5000、imaginal discのが1193なんだそうな。で、この史上最大のGal4シリーズのexpression patternがウェブサイトでデータベース化されていて、各々のコンフォーカル画像を見ることができる。imaginal discは御丁寧にDistalless、Homothorax、Engrailedなんかの抗体染色もしてくれてあるし。オゥサムやわ。
↓コチラ

なんか、expression patternを眺めているだけでもちょっと楽しいかも。そこのあなたもお気に入りのGal4が見つかるかもよ。

2 件のコメント:

  1. 確かにこれはオゥサムですね。すごい工場業ですね。GMRらしいというか。こうやってみると、一見ディスクに特異的なものも、結構エンブリオやブレインで発現しているようですね。

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  2. 当たり前といえば当たり前なんですけど、同じ遺伝子のregulatory regionでもenhancer moduleをちょっとずらすだけでえらいexpression patternが違ったりしてて面白いですよね。
    早速いくつか注文しようと思ってBloomingtonのリストを見たら、全ての名前がGMRxxxxx-Gal4なんですね。つまりこれは7000からなる第二世代GMR-Gal4ということですか。

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