2011年1月28日金曜日

心躍るような

この三日間、毎昼大学の食堂である一つの論文をダラダラと読んでいた。前から読もうと思っていた論文で、今考えている実験に対するいくつかの重要と思われる知見を得ることは出来たのだが、今日全て読み終えてみてどうもこう心躍るような内容ではなかったのだ。まぁだからダラダラ読んでいたのか。ある現象に対してある一つのsignaling pathwayが関与している事を確認し、さらにもう一つ別のsignaling pathwayがこのpathwayを抑制しながらその現象がコントロールされていることを示した、という内容の論文。データはクリアーだし、その別のsignaling pathwayのactivityがこのpathwayによる相反する二つのfuctionを決定するためのthresholdになっているのであろうという仮説はなかなかオモシロイ。オモシロイのだけどやっぱりこの三日間、心躍るようなドキドキワクワクを感じることができなかった。まぁそんな心躍るような論文に出会える事はそうそうないし、自分もそんな論文を書けた試しはないのだけれど。そんなことを思いながら食堂から帰ってくる時に、今自分がワクワクしながら考えている実験からそんな心躍るような論文が書けるだろうかと考えてみたのだが、うーむ、どうだろうか。
さて、明日は久しぶりにジョイントラボミーティングで発表できる、ということで今日の午後はちょっとそのための準備。この機会に、このところちょっとこう着状態にあるSSTプロジェクトをまとめあげるために、あと何をすべきなのかしっかり考えながらしゃべろうと思う。

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