2014年4月22日火曜日

マイツ

そろそろフロリダから送られて来たバイアルの中で次世代のハエ達が出て来始めているので、とりあえずマイツの混入がないかスクリーニング。事前にジャッキーから、もしかしたら42D MARCMにマイツがいるかも知れんよ、と聞いていたのだが、まさにそのバイアルでマイツの一家が元気良く繁殖していた。ココでマイツが発生したことはないらしく、S先生はとっても嫌そう。ちょっと隔離して拡散しないようにしなければいかん。マイツとは関係ないけど、それにしても日本は遺伝子組換え生物の取り扱いに対する規制がものすごいキッチリしてますなぁと思う。共通機器のライブイメージ用コンフォーカルの部屋でのハエの取り扱いは申請していないということで、新規の申請とともにハエ取り紙とかを設置しないといけなかったり。ラボのハエ達も専用の部屋から出すことは出来ないので解剖とかは全部その部屋でしないといけないし、アルコール瓶に捨てたハエ達も廃棄前に冷凍処理をして確実に殺さなあかんかったり。アメリカのラボのハエ達は逃げ放題やったけどなぁ。。。

4 件のコメント:

  1. 前も書いたかもですが、僕らは、外からのハエをラボ内に持ち込むのは、全部エタノールかブリーチで洗うのがマンダトリーとなっています。それをしないと、地下のマイツルーム(隔離部屋)においておくことになっています。そして、マイツルームにキレイなハエを持ち込むと、マイツに汚染されます。これは結構キビシいです。これはGMR系列の伝統だそうです。あと、顕微鏡やベンチまわりのマイツを瞬殺するには、窓とかを拭くwindexがいいようです。僕らのラボでは、顕微鏡を使った後には、windexで拭く、っていうのがラボルールとなっております。

    日本は規制が結構きっちりしているんですね。なるほど。僕は、USの方が、表面上は、キビシイんかなとか思っていました(実情はどうであれ)。ちなみに、僕らのところは、全てのハエ関係ゴミは、冷凍処理したあとに、さらにオートクレーヴします。結構メンドーです。

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  2. あれ、もしかしてCAは結構キビシイんですかね。それともラボの伝統?フロリダでは冷凍もオトクレもなにもせずに捨てていました。今考えるとあれは確かにちょっとマズイなぁと思いますけど。。。
    日本では法的規制で、ハエのラボ外への漏出は決して許されないという感じですね。部屋を二重扉にしてあったり、換気扇にフィルターを設置したり、ハエ取り紙を天井からぶら下げたりとかいろいろ努力しています。
    Windex 日本にないなぁ。どの成分が有効なんやろね。

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  3. CAはWIに比べて、断然キビシい系ですね。最近ますますキビシくなりました。なるほど、タラハシー周辺では、overgrowthの目のハエがとびまわっていたりして、ですね。ってか、僕も、何故か自分のアパートで、whiteマイナスのハエを見つけてしまったことがあります。

    うちの元テクニシャンが、マイツがエタノール、ブリーチ、windexのどれで一番すぐに死ぬか、っていうのを実験して、windexが圧勝だったようです。どの成分かはわからないです。

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  4. マイツに対する殺傷能力を実験するあたりがすごいなぁ。Windexはかなり毒性が強いということですな。

    FSUではビル内で見るハエはほぼみんな白眼でしたわ。カーリーウィングもよく見たかな。そういや一度、そうじのオジチャンから、ゴミ袋から大量のハエが飛び立ったとかいうクレームがあって、廃棄する際には必ずバイアルの綿栓を付けて捨てましょうとラボテクが注意を促していたけど、今から思うとオイオイゆー話ですよね。

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