2009年5月25日月曜日

Animal shelter

昨日今日と二日続けて昼から夕方までずっとこの町のAnimal Service Center、所謂アニマルシェルターにいた。なんらかの都合で飼い主が手放したり、町中で保護された野良犬や野良猫がたくさん檻に入れられている。まだ小さな子犬や子猫もいれば大型犬や年老いた猫なんかもいる。みんな里親が自分を連れて帰ってくれるのを待っているのだ。実は数日前にユンナが「家の中で猫を飼わないか?」という提案をした。ロウチビさんは猫が本当に大好きで、友達の家に遊びにいって猫がいるとずーっとしゃべりかけたりなでたりしているらしい。しかしながら自分としてはその提案を聞いたとき、あまり前向きには考えなかった。理由は、家の中で飼うと大変なことが増えるだろうということと、今すでにグラネットがいるから必要ないだろうということ。今の家に引っ越してきた日からこの家には野良猫のグラネットがいた。前の住人が飼っていたのか、それともこのYancey Streetの他の家が飼っていたのか、近所の人に聞いても誰も知らないのだが、みんな名前だけは知っていた。常にウチの庭にいるのでいつしかエサをあげるようになってからは、もうウチのネコ同然だ。とても人なつこくておとなしいヤツで、家に帰ってくると必ず茂みから出てきて体をすり寄せてくるし、ロウチビと散歩するときはいつも後ろからついてくる。でもやっぱりグラネットは立派な野良猫で、時々リスやネズミや小鳥を捕らえたりしている。捕らえたら玄関まで持ってきて見せてくれるので、やっぱりウチのネコとも言えるが。そんなペットのようでそうではない関係が気に入っていた。年末年始に日本に一時帰国した際も三週間も家を空けたがグラネットは平気で待っていてくれたし。でも家に上げる気にはなれないし、たぶんグラネットもこのストリートで悠々自適の生活をしている方が幸せだろうとも思う。
まぁそんなことでいろいろと話し合っていたのだが、この二日間アニマルシェルターでたくさんの猫を見て気が変わった。おとなしい猫なら家の中にいてもほとんど誰の負担にもならないし、むしろ癒し効果さえありそうだと思ったのだ。実は昨日見に行ったときにとてもかわいい一匹の子猫を見つけていたので、今日はもうその子猫を引き取るつもりで行ったのだが、今日いろんなタイプの猫とロウチビが遊んでいる様子を見て一つ気付いたのは、三歳児と子猫はうまく遊べないということ。落ち着いた大人の猫の方が明らかに両者にとってイイということが分かった。中でも一匹、特別優しい二歳の綺麗な雄猫を見つけた。ちょっと一緒に時間を過ごしただけで、なんというか「コイツだ」と思った。そいつは檻から出てきた瞬間からずーっとグルグルグルグルと喉を鳴らしていて、ロウチビがはしゃいでオモチャをぶち当てたり顔を擦りつけたりしても、ずーっと優しい目をして相変わらずグルグル言っていたのだ。たぶん火曜日の夜にはここにいることだろう。楽しみだ。でもグラネットはやっぱりちょっと嫉妬するかな。

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