2010年9月28日火曜日

Gateway

ここ何ヶ月間か、やろうやろうと思いながらなかなかやっていなかったプライマーデザインをついに今朝まとめてやって注文した。こんなプライマーデザインごときに腰が重かったのは忙しいのと面倒くさいのが一番の理由だったのだが、実はもう一つ理由があったことを自分でもなんとなく忘れていた。この実験は、二年ほど前に出た非常に大事なデータを基にして実験計画を立てたのだが、一年ほど前からそのデータに対して懐疑的になっていたのだ。というのも、二年前にそのデータが出た時は何回も追試をしたので自信を持っていたのだが、一年ほど前にその実験に使ったハエのストックに別の染色体がコンタミしていることに気付いたのだ。それからずっとこのことが心のどこかにひっかかっていたのだが、最近元のmutant alleleを取り寄せてもう一度一からその系統のハエを作り直してやっとこさ先週再実験してみたところ、果たして二年前の結果と同じ結果が再現されていた。RNAiでも同じ結果が出たのでほぼ間違いないと言えるだろう。ヨカッタヨカッタ、ということで、プライマーが到着したらGateway Cloning Systemを使って何種類かのmutant formのUAS constructを作る予定。Gateway Cloning Systemを使うのは今回が初めてになるけど、タグやプロモーターが異なるUAS constructを作る時にはこのクローニングシステムはかなり便利そうだ。ちなみに面倒くさがっていたプライマーデザインは、directional cloningのためにforward primerの5’側に4塩基、CACC、を付ければいいだけだった。

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