2010年9月2日木曜日

Evo-Devo

今日帰り際にニッキーが「ちょっと質問があるんだけど」というので、なんか実験のことだろうなと思って聞いてみると、
「ユーはどうしてこの研究分野を選んだの?」
というなかなか深い質問だった。
「むむぅ、それは、学部生の時に色々と受けた授業や実習の中で発生生物学が一番オモシロイと感じたから。としか言いようがないかなぁ。」と答えた。
どうやらニッキーは大学院に進んでBiologyの研究を続けていきたいと思っているらしい。しかしながら、Biologyのどの分野を選べば良いのか決めかねていると。
「じゃあ、今このラボでやっているDevelopmental GeneticsやCell Biologyは好きかい?」と聞くと、
「もちろん好きなんだけども、EcologyやEvolutionary Biologyも好きなんだよ。」と。
「アーハン、じゃEvo-DevoかEco-Devoはどう?」
「エッ?ナニそれ知らない。。。」
「エエエッ?知らない?」
ということで、Evo-Devo (Evolutionary Developmental Biology) と Eco-Devo (Ecological Developmental Biology) について、その楽しさを教えてあげた。実はミーは始めEvo-Devoの勉強をしようと思ってアメリカに来たんだぜ、ということで、いくらか持っているテキストの中から一番基本的な「From DNA to Diversity」を貸してあげた。テンキュー是非読んでみるよ、と嬉しそうに持って帰ったけど、さてEvo-Devoの布教になっただろうか。

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