2014年11月18日火曜日

100分

昨日の午後、担当になっていた発生生物学の授業だった。論文ベースの授業なのだが、最近の論文は結構細かいメカニズムまで踏み込んでいるものが普通なので、分野外の学生にはかなり難解なはず。しかも一本の論文だけで一つのコンセプトを紹介するのはなかなか難しいし、そもそもデスカッション形式とはいえ100分の授業は持たない。ということで、今回は2002年の論文のイントロダクションとして、Cell Competitionの発見となった1975年のMorata and Ripollの実験内容についても少し時間をかけてクイズ形式で紹介してみた。予備知識を持たない学生でも理解できて、しかも楽しみながら議論に参加できるような内容を心がけたつもりだったけど、やっぱりデスカッションを盛り上げるのはなかなか難しいなという印象。オブザーバーというか盛り上げ役として参加してくれているS先生とH先生がいてくれなかったら100分は持たなかった。まぁこういうのも経験が大事やね。次回はもっと学生が積極的に発言できるようなものにできればと思う。

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