2018年12月20日木曜日

生物化学A

今日は午後に大学院生向けの授業。生物化学という名前がついたコースだけど、基本的にテーマはなんでもOKということだったので、今回は「Organ Growth Control」。遺伝研のDevelopmental Biologyのコースでも一度このテーマで授業をしたことがあって、あの時は1975年のMorata and Ripollの論文と2002年のMoreno, Basler and Morataの論文を取り上げてcell competitionを軸にした話をしたのだが、今回はさらに色々と付け加えて、もう少しorgan size controlに重点を置いた話にした。発生生物学の中でもやっぱりorgan size controlの話はオモシロイので、話をするのに夢中になっていたのか、イントロダクションに当たる始めの三分の一くらいを話し終えた時点でもう既に1時間くらい話しているのに気付いてちょっと焦った。ということで最後の30分はちょっと駆け足で、Minuteによるcell comeptitionの話と、Dilp8によるcoordination of organ growth and developmental timingの話をした。大学院生達の反応はまぁまぁという感じだったけど、終わった後で、たまたま飛び入りで今日の講義を聞きに来ていたMさんの娘さんが「すごく面白かった」と言って質問してくれたのは嬉しい驚きだった。

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