2022年8月14日日曜日

Le Sommet des Dieux

今日は、中学一年生の夏休みの課題として出されている富士山についてのレポートを一緒に考える。富士山と言っても富士山の何についてのレポートなんだろう、ということで学校から出された課題を見ると、「富士山とSDGsについて」。SDGsが掲げている内容は、今後人類が取り組んでいかなければならない大事な課題だということに何の異論もないのだけど、なんていうか、安易に濫用されているような印象もあってちょっと複雑やなぁ。地球温暖化と環境汚染とかゴミやトイレの問題とか、そういう優等生的で安易なものを題材にするのか、それとも何かもっと独自の斬新なアイデアで富士山をアイコンとするようなものにするのか、なかなか難しいところ。
で、それとは関係ないのだけど、今日は台風が来ていて外では遊べないので、夕方から子供と一緒に映画館へ行って「神々の山嶺」という作品を観てきた。日本の原作小説が漫画になり、それらを元にしてフランスで製作されたアニメ作品。原作のことは知らなかったのだけど、とても楽しめた。まず雪山の映像とか岩壁の登攀の描写が凄い迫力だし、フランス製作なのに日本の町中での場面はなんだか懐かしい独特の雰囲気がある。「一度山を覚えたら取り憑かれる」と言いながら無心で命を懸けて挑む登山家の姿に圧倒されて感動しつつ、少し共感を覚えた。またもう一度見たくなる作品。

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