2022年10月30日日曜日

A. japonica

一昨日、筑波大学のYさんのラボを訪れて例の寄生蜂をもらってきた。寄生蜂を使って実験をしている学生さんが、実際にハエの幼虫を寄生蜂に刺させて卵を体内に産みつけるところを丁寧に実演してくれながら、Yさんと一緒に寄生蜂のことを色々と教えてくれた。これまでとりあえずは寄生蜂の毒によってハエの幼虫に生じる現象に興味を持っていたのだけれど、知れば知るほどこの「飼い殺し型寄生」という巧妙に宿主の体を乗っ取る戦略とか異種間の共進化にも興味が湧いてきた。面白すぎる。ということで、昨日持ち帰った寄生蜂をフライルームに持っていってウチの学生達に説明したら、早速ハエの幼虫と寄生蜂をシャーレに入れて感染実験を始めていた。うむ、やっぱりこういうのは楽しいよねぇ。それはそうと、筑波への日帰り出張はさすがにキツかった。片道大体5時間だったので、10時間も移動していたことになる。

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