2010年8月11日水曜日

Discourse

昨日久しぶりにリー君がラボに現れた。その時の会話。 

「そういやニュースで見たけど、アメリカ駐日大使がヒロシマの原爆の記念式典に出席したんだって?」
「そうらしいね、日本のニュースでも大きく取り上げられてたよ。」
「アメリカの代表が出席するのは65年目にして今回が初めてっていうのにビックリしたよ。」
「まぁねぇ、これは画期的なことなんだろうけど、でもやっぱりアメリカは謝罪できない訳でしょ?」
「オフコース!アメリカ政府は絶対に謝らないよ。」(自嘲気味のリー君)
「まぁ大半の日本人も別にアメリカの謝罪なんて期待もしてないと思うけどね。」

そんな会話を交わした時に、ふと今日発表された「管談話」に関する話をしようかなとも思ったのだけど、実験中だったし話が長くなりそうだと思ったので止めておいた。アメリカみたいに過去の自国の過ちを国民に都合良く解釈させるプロパガンダ教育もたいがいなもんだと思うけど、その真逆のことをするような政府は本当に最低だなと思う。今回またもや新たに発表した首相による謝罪と反省の談話。官房長官が主導したらしいけど、これを作った人が本当に国益のことを考えて作ったのだとしたら、残念ながらそれは日本の国益ではないんでしょうなぁ。ほんまに恐ろしいことですわ。

discourse: 談話、演説、会話

3 件のコメント:

  1. 賛成です。
    日本の対アジアの感情は、ほぼ6割方が、親しみを持っていると好意的なのですが、アジアの人の約半数はいまだに反日本の感情を持っている。

    日本って、よく反省できる優等生かもしれませんが、優等生が必ずしも平和や国の安定を実現できるわけじゃないですよね。どの学校のクラスにも、悪い奴はいたと思いますけれど、何かの時に頼りになったり、クラスのみんなを楽しませたりしますよね。

    そんな事を徒然と考えました。長くてすみません(x x)

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  2. コメントありがとうございます。
    「アジアの人の約半数はいまだに反日本の感情を持っている」というのはちょっと違うと思います。中国と韓国と北朝鮮ではしっかりと反日プロパガンダ教育が行われているのでそうかもしれませんが、それ以外の大部分のアジアの国々は別に反日感情なんて持っていないように見えます。第二次世界大戦でも、結果的に日本の悲壮な戦いがアジアの国々を欧米による植民地支配から解放した訳ですからね。BBCが毎年行っている国別のオモシロイ調査(国際社会に影響を及ぼす17か国、国際機関についての評価)がありますので見てみて下さい。以下のリンクから今年の調査結果を見ることができます。

    http://www.worldpublicopinion.org/pipa/pipa/pdf/apr10/BBCViews_Apr10_rpt.pdf

    なんと日本は世界で三本の指に入る、国際社会に良い影響を与えていると評価されている国なんですね。この調査結果で面白い点は日本が(日本人にとっては)意外にも世界の国々から(もちろんアジアの国々も含め)高く評価されているにも関わらず、日本人の自国に対するポジティブな評価が低いということです。当然他の国の自国に対する評価は軒並み高いです。要するにいかに日本人に自虐史観が根付いているか、いかにこれが異常なことか、ということを示しているのではないでしょうか(まぁ日本人は基本的にどの国に対しても厳しい目な上に、謙虚な国民性も少なからず影響しているのかも知れませんが)。この問題を考えるとき、日本人に自虐史観を植え付けることで一体誰が得をしているのか?ということをしっかりと見極めていかなければいけないと思っています。
    ということで、明日は終戦記念日ですね。

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  3. そうですね。その通りです。大まかにアジアと言いましたが、よく新聞社各社がやっている調査対象の韓国・中国のことを漠然と指していました。東南アジア、台湾その他は確かに日本のことを評価している人たちは多いと思います。
    BBCの投票結果は初めて見ましたが、納得の結果ですね。経済力の裏付け=他国への援助も多いという点も影響してるのかもしれませんね。面白いです。
    しかし、同じ敗戦国のドイツが、軍隊を持ち海外派兵もできるよう改憲をしたのに、日本ではそれは未だにタブーである、その事は、もちろん被爆国ということもありますが、おっしゃる通り自虐的な国民という事が言えますね。

    勉強になりました。

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