2009年9月8日火曜日

初秋

日曜日の朝、久しぶりにロウチビと近所をぶらぶらと散歩した。最近ロウチビと散歩に出ると、後ろからグラネットとミトンも付いてきてみんな思い思いに道草をくってくれるのでなかなか前に進まない。でもゆっくりと散歩したおかげで、どうやらいつの間にか秋になっていることに気付いた。まだ日向に出ると暑いし時々セミの鳴き声も聞こえてくるけど、随分風が涼しくなったし、なぜかは分からないが鳥達の鳴き声の響きが真夏のそれとは違う気がした。あと、近所で綺麗な蝶が飛んでいるのをたくさん見かけたのだが、その中に何度か渡り蝶のMonarchの姿を見たように思う。もうそんな時期だったかなぁ。Monarchは秋になるとカナダから南下してきて、この辺りからメキシコ湾へ出て海を渡ってメキシコの越冬地まで大移動する。前に一度、マイクとSt. Marksでカヌーに乗って釣りをしていた時にこの蝶が何匹か沖へ向かって飛んでいくのを見たことがあるが、蝶が海の上を沖へ向かって飛んでいくのはなんとも奇妙な光景だったことを覚えている。この渡り蝶のMonarch、春になると今度はまたメキシコからカナダの方へ北上するのだけども、この春の北上の際は秋のカナダからメキシコへの大移動とは違って、三世代ほど世代交代を経ながら夏にカナダまで到着するのだそうだ。そして夏が終わる頃にカナダで羽化した蝶が、またメキシコにある特定の越冬地へ向けて飛んでいく。つまりこの秋にメキシコを目指して飛んでいる蝶達は皆、一度も行ったことのない約束の地を目指して飛んでいる訳ですね。彼らはどうやってその場所を知っているのでしょうか?

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