2014年4月7日月曜日

getting settled

ようやく少し落ち着いてきた。二月にフロリダから船便で送った引越荷物も一昨日こちらの自宅に到着したし、家具も必要なものは大体揃ってきたかな。一昨日の土曜日は遺伝研一般公開という、年に一度市民の皆様に研究所を開放して色々と見ていただく催しがあったので、自分もさっそくモデル生物のハエコーナーで説明に立ったり。ちょうどこの時期、構内にある様々な種の桜が満開となっていて、桜を見に来る人々ですごい賑わいだった。遺伝研はこの辺りではちょっとした桜の名所なんですね。
新しいオフィスもだいぶセットアップが完了。今までいたFSUのオフィスよりも広いんだけども、結構古い部屋なのでまずは掃除から。有り合わせの机で一応 L 字型にして作業スペースに絨毯をひいてみた。なかなかイイ感じ。今日、タラハシーからハエ達が発送される予定なので、たぶん今週中には届くのかな。今週はちょっと申請書とか論文とかの書き物を始めて、この新しいオフィスでwriting modeに入っていく努力をしよう。

2014年4月2日水曜日

自宅前から

自宅前から見た富士山。雨が降った翌日はとても綺麗に見える。

2014年4月1日火曜日

着任

今日の朝、所長室で辞令交付があり、無事に国立遺伝学研究所、遺伝子回路研究室の助教に着任致しました。
桜が咲き乱れる遺伝研前の桜並木を歩きながら、いよいよ新しいステージにやってきたなぁと実感。
午前中は採用説明会ということで、なんやかんやと事務方からのオリエンテーション。で、午後は少し研究室に顔を出して、S先生や、同じくこの四月に新しくアメリカ東海岸からはるばるこのラボにやってきたKH博士と雑談。これまでとは随分環境が変わるけど、これまた楽しい Fly Pushing の毎日が始まりそうですわ。

2014年3月31日月曜日

Sakura

日本ではちゃんとこの時期に桜が咲くんですね。ということで、いよいよ明日初出勤。始動します。

2014年3月30日日曜日

exploring

少しだけ余裕が出てきたので近所を散歩。丘の上の新興住宅地の一番端っこに位置するウチのすぐそばには小さな古墳があって、その横には畑や竹林が広がっている。畑の間を下って行くと澄んだ水が流れる用水路があった。そんな感じの結構な田舎。子供達は探検のしがいがあって良いだろう。

2014年3月28日金曜日

まだ準備中

いまだ生活のセットアップに奔走中。電気屋さんとか家具屋さんを往復する毎日。ええかげん疲れてきましたが、毎日久しぶりの日本の旨いもんをたくさん食べて気張っております。もう少し。
それにしても、この町にいるとなんだかいつも富士山のことが気になりますね。

2014年3月25日火曜日

2014年3月21日金曜日

生還

一昨日の水曜日の晩、とりあえずは無事にホームタウンの大阪に到着。ついに日本に生還。
そういやダラスから成田までは今回初めてアメリカンを使ったのだが、これがかなりひどかった。機体が古かったのか、各席のテレビに入っているエンターテイメントが少ししかなかった上に、家族四人のうち二人分が壊れていて全く使えなかった。客室乗務員達の対応もどえらい不親切やったなぁ。まぁ特別な理由がない限り、今後二度とアメリカンを使うことはないかな。
まぁそんなこんなでえらい疲れたのだけども、昨日と今日は実家でゆっくりさせてもらって少し回復。で、次は明日の朝、車でここを発って、新しい生活が始まる地、三島へと向かう予定。

2014年3月17日月曜日

アメリカ最後の夜

今日は一日、子供達はJさんに預かってもらって二人で夜までかかってようやく荷造り完了。午後には少しだけラボにも顔を出して、業務連絡と最後のお別れ。そして今晩、最後の夜はウォルター家に泊めてもらっている。ここ数日は本当に慌ただしかったけど、ようやく全てをやり終えたはず。明日の朝は6時半の便でTallahasseeを発って、Dallasから日本へ向かう。
最後の夜にはアメリカポスドク生活の総括でもしようかと思っていたけれど、まぁそれはまた日本に帰ってからかな。
それでは皆さん、次は日本から。

今なら言える。
God bless America!

お別れ

いよいよ明後日の朝に出国が迫ってきたのだが、いまだに家具の売却が難航している。やっぱりソファとかダイニングセットみたいな大きなものがなかなか売れない。まぁ明日売れなかったら最後はドネイションという手が残されているんだけど。
ラボとオフィスは今晩ようやく全ての作業が終了。ハエ達は日本に帰ってからジャッキーに送ってもらう予定。
それにしてもやっぱり最後の一週間はどたばたと忙しいことになってしまったのだけど、そんな中で毎日いろんな友達一人一人との別れがあった。そのたびに悲しい気分になる訳で、正直なところちょっと精神的にきつくなってきた。いつの間にこんなにもたくさんの大切な友人ができたのだろうと思う。やっぱり家族四人分の別れがあるからだろうか。今までで一番つらい気がする。昨日は、Yancey Streetの家族達ともう一度、思い出のLevy Parkで最後のお別れ。そして今日はJさんのお宅で、たくさんの日本人家族の方々が集まってくれてのお別れ会だった。これだけたくさんの悲しい別れがあるということは、この町でそれだけの出会いに恵まれたということ。みんなに感謝の気持ちで一杯です。

2014年3月13日木曜日

Last bike commute

昨日から Craigslist で家具やらなんやらを売っているのだけども、これが意外と疲れる。今までにもよく Craigslist でいろんなものを売ったり買ったりしてきたけど、今回は結構大きめのものが7品ということでなかなか簡単には買い手が見つからない。各々の品に興味を持ってメールを送ってくる人達は結構いるのだが、こちらのメールに返信してこないヤツが多かったり、ウチにくる時間まで決めたのに現れなかったり、とエエかげんなアメリカ人達に疲れてくる訳だ。まぁそんななか、今日は毎日通勤に使っているマウンテンバイクが売れた。この町での自転車通勤も今日が最後ということで、毎日走っていた道も今日はなんだか感慨深かったのでした。

2014年3月11日火曜日

あと一週間

帰国まであと一週間。昨日の晩で実験はほぼ停止させた。今日からはハエストックのリストの作り直しと、このラボ用と日本へ送付する用のduplicate stockの作成。
で、今日は午後にボスと最後のミーティング。まぁもうほとんどが今まで話してきたことの確認という感じだったのだけども、SSTに関してもう一つ試しておくべきことを二人で思い付いた。そういやアンダーグラジュエイトの二人とも今後のことをデスカッションしておかないといけないのだが、今週から大学がスプリングブレイクだからか二人とも見かけない。おいおいどうすんねんゆー話やでこれが。
家の方は、今週からついに家具を売りに出しているのだけど、なかなか大きい家具の買い手がつかなくて難航中。まぁ、今週いっぱいがんばってやるしかないか。
それにしても、スタップのスキャンダルがドエライことになってきましたなぁ。。。。。

2014年3月8日土曜日

最後のワイン会

昨晩はウォルター家でタラハシー最後のワイン会。町の名物、Momo's Pizzaの巨大ピザを記念にテイクアウトしてもらってみんなでおなかいっぱいに。
飲んだのは以下のワインと日本酒。ブレットのお父さんオススメの14 Hands(Columbia Valley)のブレンドは飲みやすくて味わい深い赤。Trader Joe'sで見つけたアルザスのGewürztraminerも甘くておいしかったけど、それにしてもNさんの地元、広島の「山吹色の酒」が旨かったなぁ。。。

14 Hands Hot to Trot Red Blend 2010
Metz Laugel Michel Léon Gewürztraminer
賀茂泉 純米吟醸 山吹色の酒

2014年3月6日木曜日

pressure

ボスが6月末のCrete Drosophila MeetingでSSTについてしゃべる予定になった。まぁ時期的には良いんだろう。というか、そろそろここらへんで論文をまとめあげるためのプレッシャーをかけたほうが良いと自分も思う。ということで、自分も日本に帰って一発目、金沢で開催されるJDRCでSSTを発表しようかという気になってきた。こちらも6月の初旬なので、日本に帰ってから実験をする余裕があまりないことを考えると大体今手持ちのデータで行くことになる。論文までにはまだ詰めるべきところが色々あるけど、まぁなんとかなるかな、たぶん。できればそのあたりまでに論文原稿が形になっていればいいけど。

2014年3月2日日曜日

Panama City Beachへ

今日は昼から西へ車を走らせて、World's Most Beautiful BeachのPanama City Beachへ。さすがにまだ結構水が冷たくて泳ぐ気にはなれなかったけど、子供達は波打ち際でおおはしゃぎ。フロリダのビーチを楽しむのもこれが最後の機会になるのかな。

Farewell Party

昨晩はボスの家にラボのみんなが集まってくれてfarewell party。シャンパンを開けて、ラボのみんなからのプレゼントをもらった。ズーちゃんが企画制作してくれた立派な記念写真には感動した。みんなのおかげでここでの長いポスドク研究生活を送ることが出来たことに感謝。今までここで何人ものラボメンバーが巣立っていくのを見てきたけど、ついに自分の番が来たんだなぁとしみじみ実感した。

2014年2月28日金曜日

Endocycles

Endocycles: a recurrent evolutionary innovation for post-mitotic cell growth.  Nat Rev Mol Cell Biol. 15: 197–210.

Dr. BEのところから Nature Reviews MCB に「Endocycle」についてのレビューが出てきた。Box 2で Compensatory Cellular Hypertrophy をハイライトしているけど、follicle CCHのreferenceを間違えてcompetitionのレビューの方を引用しちゃってる。。。で、これについてDr. BEにメールしたら、「Oh dear...」ということでエディターに連絡してくれたので、まぁそのうち訂正されるのかな。
それはさておき、なかなか気合いの入ったレビュー。主にDrosophila、Mouse、Arabidopsisにおいて分かってきたendocycleのtransitionやprogression、そしてupstream regulationに関するメカニズムについて述べており、これら異なるphylum間で見られる相違と共通性は結構面白い。それにしてもやっぱりよう知ってはりますなぁ、と感心させられた。尾索類、Oikopleuraの上皮で見られるspatial patterns of differential endoreplicationとかかなりシブイやん。

mammalでのメカニズムはほとんどがmouseのtrophoblast giant cellsで研究されてきたものなんだけども、実はmammalでも結構いろんな組織でendocycleは起こっているのである。

Mammalian cells that are known to endocycle include placental trophoblast giant cells (TGCs), hepatocytes, cardiac myocytes, epithelial keratinocytes, vascular smooth muscle cells and primitive podocytes of the kidney.  Some of these cells endoreplicate during injury- or infection-mediated stress, whereas others endoreplicate as part of a developmental programme.

ということで、このレビューではさらっと触れられているだけだけれども、human epidermisでもterminal differentiationに入ったkeratinocytesがendocycleによってpolyploidizationを起こしていることを示している論文を最近知った。スペインのDr. AGというひとがこれについて精力的に研究しているようだ。
A mitosis block links active cell cycle with human epidermal differentiation and results in endoreplication.  PLoS ONE 5, e15701.

締めは以下の文章で。
The widespread occurrence of endocycles in nature — from bacteria and protozoa to animals, plants and green algae — indicates that endopolyploidy was an ancient and practical innovation.  In most cases it seems to have provided a simple way to facilitate increased cell growth following differentiation, often in cells in which mitosis would compromise function.  Phylogenetic considerations suggest that endocycling pre-dates the evolution of multicellular life and the separation of the plant, animal and fungal kingdoms 800–1,000 million years ago.  However, the various molecular mechanisms used to switch into and then run an endocycle suggest that endocycling re-evolved many times, and multiple times for different cell types in individual species, as different modifications of the mitotic cell cycle occurred.  Nonetheless, mechanistic similarities can be found among all the known endocycles, which helps to explain why it was so simple to convert mitotic cycles into endocycles.

ズーの発表

今日のラボミーティングは、なんやら最近勢いづいてきている様子のズーちゃんによる発表。少し前にデスカッションしてあげたときに大体のデータは見ていたので、それほど驚きはなかったのだが、一つ元にしているディスクでのphenotypeはかなりオモシロイ。今はかなりヒッポ関連のシグナリングを追求しているみたいで、それらのデータはちょっとややこしいのだけども、phenotype自体が何か重要なコンセプトを孕んでいるようにも見える。それがなんなのかはまだちょっと分からないのだけど、今このラボの中では今後が楽しみなプロジェクトの一つになってきたなと感じた。

2014年2月27日木曜日

ちょっと違う

いくらか出てきた新しい実験結果を見るために、今日はちょっと長い時間かけて顕微鏡を覗いていた。少し前にエエ感じできてるように思えたものを、さらに違うアプローチでgermlineをいじって試してみたんだけども、どうやら考えていた仮説とはちょっと違うみたい。まぁ、ちょっと違うということが分かったのが一つの収穫か。ということで、もう一度今度は全く逆のphenotypeを誘導する実験をしてみる。

2014年2月25日火曜日

Yanceyの友達

土曜日はアンティアの家で、この前まで住んでいたストリートの隣人達が送別会を催してくれた。いつものメンバー。このストリートでは、偶然にもうちを含めて近所の五家族に同じような年齢の子供がいて、しかも年下の三人はちょうど四年前に二週間おきくらいに次々と生まれたのだった。そんなことで子供達と一緒に七年間ほどの間、家族ぐるみで付き合ってきた五家族なので、彼らとの思い出は子供達の成長の記憶とともに次から次へと思い出される。パーティ会場のアンティアの家のテレビには、そんな七年間の写真のスライドショーが流されていて、みんなと一緒にそれを漫然と眺めているうちにだんだんと惜別の情がわき上がってきた。その数々の写真をアルバムにしてくれた本を寄せ書きとともにプレゼントしてもらったのだけど、みんなが手を振っている表紙の写真だけでも胸にせまるものがある。
あと三回の週末、ほぼ全てに送別会の予定が入っている。

2014年2月22日土曜日

Dr. LJ 来訪

一昨日、ColumbiaのDr. LJがFSUにトークをしに来た。良い機会なので午前中に面談の時間をもらって一時間ほどオフィスで話した。Dr. LJと初めて話したのは、三年半前のバルセロナでのトークの後に彼女が話しかけてきてくれたときだった。落ち着いた物腰が印象的だったのでよく覚えている。それからFly Meetingでも何度か会っているけど、今回が初めての長い対談になった。growth regulationやcell competitionといった自分がいるフィールドで数多くの重要な仕事をしてきた彼女とのデスカッションは非常に有意義だったし、いろいろとオモシロイ話も聞かせてもらった。
で、午後のトークはもちろんcell competitionについて。細胞間のdMyc発現レベルの差が引き起こすcell competitionにおいて、loser cellではinnate immune pathwayのupregulationを介してproapoptotic genes activationが引き起こされることによって細胞死が促されるのだというお話。この話は去年のFly MeetingのApoptosis WorkshopでDr. LJラボの学生が発表していて、こりゃあオモシロイなと思ったのだけど、一昨日のトークはDr. LJによる完全版初公開という感じでかなりエキサイティングだった。論文は今リバイズ中ということだったので、もう少ししたらトップジャーナルのいずれかに出てくるだろう。ligandがどこから来てどうやってlocalなactivationを促すのかというあたりはかなり興味深い。
トークの後、町で評判のレストランに場所を移してうちのボスと三人でディナー。フロリダのシーフードを食べながら、研究にまつわる話をいろいろと楽しませてもらった。
そういやちょうどこの日、Dr. LJのとこからのもう一つ別の論文が Cell Metabolism でオンラインに出てきたんだそうな。

Supercompetitor Status of Drosophila Myc Cells Requires p53 as a Fitness Sensor to Reprogram Metabolism and Promote Viability.  Cell Metabolism, in press.

まだちゃんと読んでいないのだけど、Myc-expressing cellがwild-type cellと隣接すると、p53 dependentなglycolytic fluxが活性化されることによりfitnessとproliferationが促進されるというお話で、oncogenicなMyc-expressing cellがsupercompetitorとしてwild-type loser cellをourcompeteする際のp53の重要な役割について述べているようだ。そういや分生でNM博士がこれについて話していたな。
ということで、ついにまたDr. LJラボからエライもんが出て来始めましたな。Dr. LJがこれらの発見について本当に楽しそうに語ってくれる様子が印象深かった。

2014年2月21日金曜日

Last Presentation

で、今日の午後のラボミーティングは自分の発表の番だった。このラボでの最後のプレゼンテーション。ボスの希望もあって、SSTプロジェクトを今一度話してみた。このSSTはもう四年以上は取り組んでいるはずで、一年以上前からなんとかして論文にまとめあげようと思っているのだけども、実はこのところちょっと疲れが出始めている。かなり重要な話であると信じているので、なるべくvisibleなところに出したいという想いがあるだけに、mechanisticな部分もしっかり説明したいと思ってやっているうちに別の新しいプロジェクトが面白くなってきたりして、長いことprocrastinateしてしまっているという感じ。でも今日最初から最後までしゃべってみて、wrap upする情熱が戻ってきた気がした。この話はどこでしゃべってもウケがいいし、自分でもトークしていていつも自然と語りに力が入ってのめり込んでしまう不思議な魅力がある。やるべきことはもうだいぶはっきりしていて、実際今もその実験用のハエを作っているのだけど、今ここではコンフォーカルを存分に使うことができないので最後の仕上げは日本に帰ってからかな。

四歳

昨日は小さい方の4回目の誕生日だった。昨年の夏からプレスクールに行き始めて、この半年で随分成長したもんだと思う。最近急に英語もしゃべるようになってきたし。で、今日の朝、プレスクールのクラスでバースデーパーティをしてくれることになっていたので、たくさんのカップケーキを持ってクラスにお邪魔してきた。みんなにお祝いしてもらったうれしい思い出が少しでも記憶に残ってくれればいいなと思う。

2014年2月18日火曜日

Dの二誌目

投稿していたドンちゃんの論文に対するレビュワーコメントが昨日、エディターから送られてきた。二誌目なんだけども、エディターの判断は基本的にリジェクト。三人のレビュワーコメントはどれもリーズナブルな批判なのだが、三人とも完全にネガチブという感じでもないので修正できそうな感じ。ということで、まずは再投稿を許可してもらえるようにエディターにリバトルレターを送ることにした。今晩はドンちゃんが書いたリバトルレターの添削。

Personalized Fly



CBS Newsのサイトで、Dr. RCのところの仕事が紹介されている。ハエを用いたドラッグスクリーニングをベースにしたpersonalized cancer therapeuticsが行われているんだそうな。三年半前にバルセロナであった Modelling cancer in Drosophila で、Dr. RCが幼虫を用いたドラッグスクリーニングを紹介していて、スゴイことやってるなぁと思った記憶があるけど、ここまで来ているとは。

Universal Orlando & Sea World

先週末は、土曜日にUniversal Orlando Resort、そして日曜日はSea Worldへ行って来た。
二日間、朝から晩まで子供達を連れて遊び回って楽しかったけど、疲れ果てた。


2014年2月14日金曜日

Orlandoへ

今日は夕方から車を走らせてフロリダ半島を南下。久しぶりにオーランドへやってきた。今回はUniversal StudioとSea Worldに行ってくる予定。

2014年2月13日木曜日

WD40

一昨日のAMEでのトークで、デスカッションタイムにオーディエンスの一人の学生からオモシロイ質問があった。

学生「あの、WD40がcell competitionにどのように関与しているのか理解できなかったのですが?」
自分「ふーむ。。。。。それはinteresting questionだ。ところで、ユーはWD40が何なのか知ってるのかね?」
学生「もちろん知ってますよ。」
自分「つまり、あの、、、潤滑油スプレーのことだよね?」
学生「そうそう、そうですよね?」
自分「残念ながら違います(笑)。」

WD40 repeatというのは、Trp-Asp (W-D) で終わる約40アミノ酸のモチーフが4回以上くり返し存在する配列であり、circularised beta-propeller structureを構成してprotein-protein interactionに関与すると考えられているモチーフの一つである。まぁ結構いろんなタンパクに見られるのだが、自分のトークの中では Mahjong と Lgl の両方にWD40 repeatが入っている。あんまり細かいことを話す暇がなかったので、Mahjongを紹介するスライドにWD40に関する記述はあったもののそこではそれには触れずにスキップしたのだが、どうやらこの学生はこれに興味を持ったらしい。それにしても、このタンパクのドメインが実際のcompetitionにおいてどのような役割を担っているのか、なんてなかなかシブイ質問してくれますなぁ、と一瞬思ったのだが、彼らはMechanical Engineeringの学生であるということを思い出した瞬間、彼が何を勘違いしたのかすぐに分かった。アメリカにいる人なら御存知だと思うが、アメリカで「WD-40」と言うと、家庭でも使う潤滑油スプレーの代名詞である。日本の「クレ556」みたいなもんかな。自分も時々自転車のチェーンに吹きかけたりしている。つまり、このエンジニアの卵はこの潤滑油がどのようにcell competitionに関与しているのか疑問に思ったらしい。それを説明したら会場は大爆笑に包まれた。これが一昨日のトークで一番盛り上がった瞬間だったかも知れない。。。

2014年2月12日水曜日

AMEでトーク

昨日のAMEでのトークはなかなか楽しかった。結構たくさんの学生さんが聞きに来てくれていたけど、それほどたくさんの質問があった訳ではなかったので、どれくらい理解してもらえたのかはちょっと分からない。やっぱりもう少し分かり易くするべきだったのかも。
それにしてもこのAME Centerというとこはなかなか面白かった。航空工学の実験施設って我々の想像を超えている。一つの実験装置のためだけに建てられた建物の中に20m以上はあろうかという巨大な風洞が設置されていて、その中に超音速の空気を流したりするんだそうな。ロボットを作っている工場みたいなラボもあったな。軍事機密に関わるような研究も多いようだ。
で、トークのあとにKT博士といろいろお互いの研究の話をさせてもらったのだが、これが本当に有意義だった。こんなにもインスピレーションがかき立てられたデスカッションは久しぶりかも。話せば話すほど、自分の狙いが正しかったというか考えていたことが具現化できそうな気がしてきたし、もしかしたら自分達は同じモノを見ているんじゃないだろうかという気さえしてきた。近い将来、一緒に何か新しいコンセプトを世に出すことが出来ればなぁと思う。

2014年2月10日月曜日

完全アウェー

明日、FSUのAME (Aero-Propulsion, Mechatronics and Energy) Centerというところにトークをしに行く予定。ここでラボをお持ちのKT博士が招待してくれた。DepartmentはMechanical Engineeringということで、聴衆は全員工学系のエンジニアらしいので100%アウェーでの試合になる。。。こんなのは初めてなのでちょっと緊張するけど、どんなフィードバックが返ってくるのかかなり楽しみでもある。ということで、今晩はちょっと発表スライドの準備。

Pillar Box Red 2010

Henry's Drive Pillar Box Red 2010
久しぶりにPublixでオーストラリアのPillar Box Redを買ってきた。Shiraz 68%、Cabernet Sauvignon 27%、Merlot 5%。以前に飲んだのは2008年のものだったけど、ブレンド比はほぼ変わっていない。ブラックベリーやダークチョコレートにスパイシーな味わい。相変わらず濃くて旨い。

2014年2月7日金曜日

shipping

昨晩遅くまでかかって荷物のパッキングと日通に渡す書類の作成を完了。で、今日の昼に日通のトラックが荷物の運び出しに来てくれた。全部で大小32箱分。3〜4人で来るんかなとか思っていたら、なんと1人だけ。しかも一時間もかからないうちに持って行ってくれた。本がたくさん入っているかなり重い箱がたくさんあったのに、さすがプロやなぁと感心した。そしてその後、毎度おなじみの Amnet に電話をかけて航空券を予約。ダラス経由で日本までの片道切符。3月18日に出発予定。

2014年2月5日水曜日

Nurse cell actin filament bundles

germline

どんどん暖かくなって今週はもう初夏のような陽気。昨晩も部屋の中がちょっと蒸し暑いので天井の扇風機をまわしたくらい。今週の金曜日に早くも引っ越しの荷物を日本へ向けて発送する予定なので、今週はわっせわっせと箱詰めの毎日。あともう少し。
最近ちょっと思うところあって、久しぶりにgermlineをいじっている。そのへんにあったVALIUM20のRNAiをmattub-Gal4-VP16でドライブしてみたのだが、やっぱりちょっと効果が弱いみたい。やっぱしgermlineにはVALIUM22を使う方が良いのかな。いくらかoverexpressionも試したいのだけど、UASpコンストラクトのハエは意外と少ない。まぁでもなんとなく予想通りのことが起こっている感じがするので、帰国までにもうちょっと色々と試してみる。
夕方、医学部の方でNikon Eclipseのデモがあったのでちょこっと見てきたけど、素晴らしかった。あんなカッコイイコンフォーカルが欲しいなぁ。

八歳

2014年2月3日月曜日

aesthetic?

そういや少し前からボスが、今年のDrosophila Image Awardに出したらどう?ていうか出そうよ、と何回か言っていたのだけど、気付いたら今日が締め切りだったので慌てて応募してみた。去年パブリッシュされた論文からのイメージだけ、ということなのでやっぱりCCHの写真になるんだけども、いろいろ探してみたあげく結局レビューで使った写真が一番分かり易いかな、ということでコレにした。まぁaesthetics的にもまぁまぁかなと思うけど、どうなんかな。

豆まき

随分暖かくなった。今日は半袖でもいけそうだったくらい。
いくらか進行中の実験結果が今日出てきたのだけども、どうもはっきりとしない感じ。最終的な結果が出るまでにはまだもう少し待たないといけないけど、この感じだとまたたくさん細胞を数えてquantificationしないといかんなぁ。まぁ今うちのデパートメントのコンフォーカルが壊れてて使えないので、写真を撮る前にしっかりとquantificationしとくのもいいかも知れんけど。
今日は節分だったので、晩御飯のあとに豆まき。やっぱり異国のアパートで大声出して豆まきするのはちょっと気が引けるね。まぁしっかりとやったけど。

2014年1月30日木曜日

Blina

Agostino Pavia e Figli Barbera d'Asti Bricco Blina 2011
近くの酒屋で久しぶりに Blina を見つけたので買ってきた。イタリアはAsti、Agliano TermeというとこのBarbera。
昔からレストランで食事をする時にワインはよく飲んでいたけど、料理に合わせてとりあえずという感じで、特別ワイン自体に興味を持って飲んでいた訳ではなかった。それが、二年半ぐらい前にたまたまこのBlinaを買ってきて家で開けた時に、自分のワインに対する姿勢が変わった。栓を開けた途端に立ち上るなんともいえない甘い香りと、チェリーやブルーベリーのような、そしてダークチョコレートのような、でもそれだけではないなんだかよく分からないけど深い味わいに感心したのだった。で、それ以来、酒屋の棚に並ぶ膨大な数のワインの中から旨いヤツを探すことが楽しくてしょうがないようになってしまった。そうしてその後二年ほどの間に百種類ほどのワインを飲んできたのだけども、昨晩飲んだBlinaはやっぱり旨かったなぁ。

2014年1月29日水曜日

寒波で休校

今日は予報どおり気温が低くて一日中、雨のような、みぞれのような、そしてそれがちらっと雪に変わったような、そんな寒い一日だった。昼間でもつららが融けていなかったことを思うと、日中の最高気温はここ数年で一番低かったんじゃなかろうか。それにしても、これくらいで学校を休みにするとはなぁ。まぁフロリダだから仕方ないか。大学も結局今日は丸一日休みになったようで、キャンパスは閑散としていた。

2014年1月28日火曜日

winter storm

なんかまた気温が下がってきた。明日はフロリダにもwinter stormが来るということで、明日この町のほとんどの学校が休みになるんだとか。大学も明日の午前中はとりあえず休み、というメールがきた。天気予報では明朝の気温は0℃なのでそんなにひどいようには見えないけど、風がすごかったりすんのかな。こんなこと初めてやなぁ。

最後の合同セミナー

今日は朝9時から医学部でトークしてきた。毎年一回順番がまわってくる医学部と生物学部の合同セミナー。分野外の人が多いのでなるべく短めのコンセプチャルなトークをかまそうとか思いつつ、何も準備をせずに先月神戸で使った発表スライドをそのまま持って行ってCCHのトークをした。神戸のワークショップでは日本語がうまく出てこなくてどうしようかとかなり焦ったけど、やっぱり英語だと大して考えなくてもスラスラとしゃべれるようになっているみたいで、朝から気持ちのいいトークができて良かった。Dr. TMはかなり興味を持ってくれたみたいで、トークのあとで少しデスカッション。その結果、午後にいくつかお互いのハエを交換することになった。
さぁ、これで帰国までに残されたトークはあと二回かな。

2014年1月25日土曜日

compete with my idea

この週末はちょっと寒さがましになっているけど、どうやら来週もう一度すごい寒波が来るらしい。フロリダでも雪が降るかも。
さて、ボスがCCHのフォローアップとなるプロジェクトに関するグラントプロポーザルを書いている。さすがに帰国が迫っている今回は執筆を頼まれなかったのだが、基本的にプロポーザルの予備実験とアイデアは全て自分が今までに出してきたものなので、いろいろとデータの提供を頼まれた。
たぶん一発目はちょっと厳しいんやないかとは思うけど、去年論文も出ているしリバイズならいく可能性はあるかもしれない。しかし万が一そうなった場合、ちょっとややこしいことになる可能性はある。まぁもし当たったら、このプロジェクトのためにこのラボで何人かポスドクを雇えることになる訳なので、それはこのプロジェクトにとっては素晴らしいことなんやろうけども、今からここを出て行く自分にとってはちょっと複雑。自分は当然このプロジェクトも持って出て行く訳なので、もしここでグラントが当たったら、うまくやらないとお互いにコンピートする可能性が出てくる。自分が自分のアイデアとコンピートするというのもおっかしな話やねんけど。まぁ今これに関わっているラウルがまだもう少しの間ここに残ることになっているので、コレに関してはとりあえずコラボレートという形を残しておくかなと考えとるんやけど、万が一当たったときのことを考えてもうちょっと今後どうするか話しておかなあかんかな。

2014年1月22日水曜日

Dr. AN

なんかまた寒波が来ているらしい。これまたフロリダも零下になっていて、今朝もなんじゃこりゃとか思ったけど、ニュースで北の方の猛吹雪の映像とかを見ていると、あーフロリダで良かったなと。前住んでいたニューハンプシャーとかどうなっとるんやろか。
先日、同じ北大5号館出身のAN博士が日本でポジションをゲットしたというメールが来た。AN博士は自分より一年先にPhDを取って、一足先に渡米して以来ずっとアリゾナでポスドクをしていた。AN博士の渡米半年後に自分はダートマスへ、そして同じラボにいたHM博士はミシガンへとやってきたのだった。もう9年前の話になる。学生時代には主にこの三人で実験の合間にいろんな本の輪読会をして、いつもあれやこれやとデスカッションしていた。スコギルの「Developmental Biology」に始まり、ブライアンホールの「Evolutionary Developmental Biology」、キャロルの「From DNA to Diversity」、メイナードスミスの「Evolutionary Genetics」、そしてラフの「The Shape of Life」。そして、三人ともエボデボをやるために右も左も分からないアメリカに渡って来たのだった。まぁ自分はフロリダに南下して、いわゆるエボデボからは少し離れたところまで来たけど。同じアメリカとはいえ随分離れた場所にいたので、結局この9年間で会ったのはラスベガスでの一度だけ。それでもしょっちゅうメールで連絡を取り合っていたAN博士のことがやっぱり気になっていたので、この長かったアメリカでの修行を同時に終えるというこの結果は感慨深い。いやぁお互いほんまにがんばったよなぁ、と。

8個

今日の午後、アンダーグラジュエイトのラウルがようやく一連のデータがまとまったということで報告しにきてくれた。去年からもうだいぶ長いことbiased mini-screeningをやってもらっているのだけども、ある程度機能的に予測されているものを選んできているからか、当たっているかも知れないものが8個もあるんだと。ということで、自分でもちょっと確認してみたら、確かに8個の中の半分くらいは脈がありそうな感じ。これでラウルの実験はようやく次のステップを考え始めることができる。彼はまだ一年ほどはこのラボにいることができるようなので、春以降もこちらでデータを出してもらうことができるかな。

2014年1月21日火曜日

Canopy Road

スパニッシュモスが垂れ下がるキャノピーロード。毎朝通勤時に自転車で走っている道の風景。

2014年1月20日月曜日

電話

今日はMLK day。いつも忘れるんやけど、MLK dayってfederal holidayだっけ?どうやら学校はどこも休みみたいだけど。
さて、四月の着任にあたってなんやかんやと様々な証明書を提出する必要があるらしい。こういうのを見ていると、さすが日本はキッチリしてますなぁと思ってしまう。学位取得証明は学部、修士、博士と三つ全て必要だし、在職証明は今のものはもちろん、今までの職場全てから出してもらう必要があるんだとか。ということで先週、退職以来12年ぶりに昔勤務していた会社の総務部に電話をかけた。電話で丁寧に対応してくれたのは知らないお姉さんだったけど、なんだか懐かしくなって当時の課長のこととか聞いてみたりした。それにしても長いことアメリカに暮らしていると、こういう日本人の親切で丁寧な対応にいちいち感心してしまうのだが、ふと考えてみると、こういうものに感心するということは、自分はこの9年でだいぶアメリカンになってしまったのかなぁとちょっと心配になったりもするね。

Cistum

Rafael Reverte Cistum 2009
スペイン、Navarraのold vine Garnacha。甘酸っぱいプラム、というか、上等のはちみつ梅干しのような旨さ。まろやかなタンニンで余韻は意外とあっさりしていて飲みやすい。久しぶりに二人で思わず飲み干してしまった。近所の酒屋で16ドル。
ちょっと補足説明。
ヨーロッパのワイン用葡萄は19世紀後半にアメリカから持ち込まれた害虫、フィロキセラ(Phylloxera)によって壊滅的な被害を受けました。その時ヨーロッパの葡萄品種の絶滅を防ぐために、フィロキセラに抵抗性のあるアメリカの葡萄品種を台木として接木をする方法が広く用いられたために、現在のヨーロッパの葡萄はほとんどがこの接木によって栽培されたものなんですね。しかしながらこのワイン Cistum は、接木をしてない120歳になる純粋なGarnachaの古木から造られたワインなんだそうな。まぁでも、葡萄の樹がこの接木をしたフィロキセラ以後のものかそれ以前のものかでどれほど味に違いがあるかはよく分からないんだとか。

2014年1月17日金曜日

Development

NSFのリポートは、とりあえずのものを昨日ボスに送ったらなんのコメントも返ってこなかったので、オッケーということと捉えておこう。
数日前のサンプルが気になって昨日もう一度じっくり顕微鏡を覗いていたら、なんかきとるなと感じたモノの正体が分かった気がした。以前の色んなデータと自分の仮説を考え合わせても大体つじつまが合う。えらい面白くなってきた。寝ても覚めてもこのことばっかり考えてしまうこの感じはちょっと久しぶりかな。結構たくさんできる実験があるので三月までになるべくできることはやってしまおう。もしかしたら久しぶりに純粋な Development の範疇に入るネタになるのかも知れない。

2014年1月14日火曜日

三年目のリポート

毎年この時期に、NSFグラントのリポートを提出しないといかんのですね。で、いつものごとくボスから、なるべく早く書いてねってフォームを渡された。。。ふむ、まぁ仕方ないか、ということで今晩ちょっと書いてみることにする。この三年前に書いたプロポーザルは、かなりcell competitionにフォーカスしているもので、今読んでみてもこれはこれでなかなかよく書けているのだが、この研究の中でCCHが出てきてしまったものだからプロポーザルにある実験とはだいぶ違うことをやってきたことになる。このグラントで雇ったもう一人のポスドクも、はじめはプロポーザルに沿った実験をしてもらっていたのだが、今はもうだいぶ違う方向へ行ってしまっているし。ということで、なかなかこのリポートは難しいんやけど、まぁ仕方ないわなぁ。

階段

去年の夏にこのアパートに引っ越してきてからまだ半年も経っていないのだけど、随分長いこと住んでいるような気になるのは結構居心地が良いからだろうか。

2014年1月13日月曜日

エンドサイクルの秘密

先週の金曜日から今セメのラボーミティング開始。第一回目はドンちゃんとアンソンによる以下の論文の紹介。

Induction of endocycles represses apoptosis independently of differentiation and predisposes cells to genome instability.  Development 141:112-123.

ドンちゃんは発表を始める前から、「この論文はスケッチーで、文句言いたいところがたくさんあるアルよ。」と鼻息が荒い。前もこういうことがあったけど、あんまりこういう姿勢でもって論文紹介の発表をされるとイラッときますなぁ。じゃあなんでオマエはわざわざそんな論文を選んで発表する訳?もっと自分が納得のいくナイスなヤツを選んでこいよ。と、よっぽどゆうたろうかなと思ったけど、実はこの論文は結構オモロイことについて話しているのを知っていたのでやめといた。
さてこの論文のメインコンセプトを簡単に言うと、irradiationによるDNA damageによって誘導されるapoptosisが、endocycling cellsでは起こりまへんのよ、ということ。確かにirradiation後のfollicle epitheliumにおいて、oogenesis stage 6までのmitotic stageではfollicle cellがモリモリ死んでいくのに、mitotic to endocycle transition後のstage 7以降はapoptosisがぴたっと止まっている。そして、CycA-RNAiやFzr (Cdh1)のoverexpressionによってmitotic stageでprecocious endocycleを強制的に誘導した細胞でも、このirradiation-induced apoptosisは抑制されるのである。ちなみにこのapoptotic competenceの消失に、Notch signalingによるfollicle differentiationは関わっていない。
でも実は同様の発見を彼らは2008年に、以下のGenes & Dev.の論文で発表している。

Endocycling cells do not apoptose in response to DNA rereplication genotoxic stress.  Genes & Dev. 22: 3158-3171.

この2008年の論文では、Dup (Drosophila Cdt1) overexpressionによって誘導されたDNA rereplicationがgenotoxic stressとしてmitotic cellではapoptosisを促すのだが、やはりendocycling cellではapoptosisが誘導されなかったのだ。で、このメカニズムに関しては、どうやらendocycling cellではH99 locusのproapoptotic genes promoterがサイレンスされており、p53によるtranscriptional activationが抑制されていることを示唆している。これはかなり興味深いのだが、どうやってendocycleに入った細胞が急にこのpromoter regionをサイレンスするのかについてはよく分かっていない。
それにしても、なんでendocycling cellはDNA damageによるapoptosisに対して強い抵抗性を持つんだろうか?と、ミーティングの最後に皆に向かって問いかけてみたら、ズーちゃんが「そりゃあ、polyploid cellはよりimportantな細胞だから」って答えたので笑ってしまったけど、言いたいことは分からないではない。でももしかしたら、ただ単にコピー数が増えているからDNA damageに強いとかそういうことなんとちゃうのん、とか言いたくもなるけど、Genes & Dev.のほうの論文では、follicleだけでなく他の組織でもnormalなendocycling cellの核において、γ-H2AVによってラベルされるrepair fociがpericentric heterochromatin region近傍に現れることが示されている。これはおそらく、endocycleのS phaseは通常のmitotic cycleのそれよりも短いために、heterochromatic late-replicating sequencesがreplicateしきれないことによるのではないか、ということだそうな。

The appearance of phosphorylated H2AV in normal endocycling cells indicates that they recognize these sites as genetic lesions and must constantly tolerate genotoxic signaling and suppress apoptosis downstream from ATM.  Thus, it is likely that during evolution the developmental entry into the endocycle has been coupled to the suppression of apoptosis so that cells can reap the biosynthetic benefits of euchromatic polyploidization.

せやけど、こんな場当たり的なシステムが保存されとるというのもなんやらちょっとヘンな気もするけどねぇ。

先週は久しぶりにモリモリとオバリーを解剖した。で、週末に染色したオバリー達を今日観察。あぁもしかしてそうなのかな、という感じのものが一つと、明らかになんかきとるな、というのが一つ。どちらも次に出てくるデータでもうちょっと明らかになってほしいなという感じ。

2014年1月8日水曜日

系譜

久しぶりにFlyTreeを見ていたら、いつの間にか自分の名前が入っていることに気付いた。どうやら前のボス、アルバートが入れてくれたようだ。

2014年1月7日火曜日

champion

昨晩はなんやら隣近所がえらい騒いどんなぁと思っていたら、実は大学アメフトの最終戦が行われていたようだ。で、どうやらウチのFSUが劇的な逆転勝利で優勝してチャンピオンになったとかいうことで、昨晩は町の皆さんが騒いどった訳ですね。まぁウチの学校がチャンピオンになったというのは喜ばしいことです。今シーズン無敗での優勝なんだとか。これだけみんなが熱狂しているところを見るとアメフトも面白いんだろうけど、結局9年間アメリカにいてその面白さを理解しようとしなかったなぁ。
それにしても今日は寒い。今朝の気温は−6℃になっていた。ココに来てから今までで一番寒い日じゃないだろうかな。北部のほうでは−50℃とかになるらしいけど、一体何が起こっとんのやろね。で、今日は一つ抗体染色。明日、新年一発目の実験結果が出る予定。

2014年1月3日金曜日

寒波

ニューヨークの方に来ている寒波の影響か、こちらフロリダも今晩は珍しく氷点下になっている。外から入ってくるすきま風が寒い。
年末に仕込んだハエ達が今日からエエ塩梅に出て来始めていたので、来週あたりいくらか新しいデータが出るかな。

2014年1月2日木曜日

風邪

新年早々風邪。年末、自分以外の家族全員がひどい風邪をひいていたのに、自分だけ何ともないのはヘンだなぁとか思っていたけど、やっぱりちゃんと自分にもうつった。鼻と喉がやられて一日中頭がぼーっとしているのだけど、いよいよ明日辺りからサンプリング開始かな。

2014年1月1日水曜日

謹賀新年2014

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今日正月は、毎年恒例になったJさん宅での日本人家族新年会に招いていただき、今回もたくさんの美味しいおせち料理をいただきながらひさしぶりの皆さんと楽しい酒宴。でも、この新年会に参加できるのも今年が最後になってしまう。今年はいよいよこの九年に渡るアメリカ生活を終え、日本へ帰ります。引っ越し予定は三月中旬ごろ。
ということで、今年は新たな出会いがたくさんあるはずなのでとても楽しみではあるのだけども、まずはこの移動に向けて準備することから始めて、なるべく円滑な新しい生活への移行を成功させないといかん。あと、今年こそはSSTを論文に出来るかな、というか、せなあかんなぁ。
それでは2014年、気合い入れて行きましょう。

2013年12月31日火曜日

大晦日 2013

大晦日。今日は日本から遊びにきているNさんのお姉さん家族をラボツアーに招待。小学六年生と四年生のお子さんが科学研究の場を見てみたいとのことだったので、光るハエとか細胞を見せてあげた。本当に素直な驚きの表情を見せてくれる子供達に、サイエンスの面白さを説明するのはなかなか楽しいもんだ。そのあとは、新年明け一発目の実験になるハエ達の世話をして仕事納め。
振り返ってみると、なんか今年は結構実りの多い一年だった。研究に関しては完全にCCHの年やったなぁ。論文発表に加えてフォローアップのレビューも書いたし、これについて学会発表も二回した。他にも二つ新しいプロジェクトを始動させたし、ついに来年から次のステップへ進むための道を選択した。子供達も元気に大きくなっとるし、なかなか充実した一年でした。皆さんはどないでしたか?
それではまた来年、といっても日本はもう新年の朝ですね。こちらフロリダはあと30分ほどで年明けです。

2013年12月27日金曜日

3 Girls Pure Red

Oak Ridge Winery 3 Girls Pure Red 2010
カリフォルニア、Lodiの赤。Cabernet Sauvignon、Zinfandel、 Petite Sirah、Merlotによるブレンド。甘ーいイチゴのような味わい。とても軽くてフルーティで余韻はほとんどないけどジュースのように飲みやすい。World Marketで10ドル以下。

2013年12月25日水曜日

Merry Christmas

昨晩、クリスマスイブは例年通りアンティアの家でクリスマスパーティだった。上の娘が小さい頃に入っていたプレイグループの家族とかは、もう最近このパーティぐらいでしか会わなくなっている。そうやって考えると、もしかしたら会うのはこれで最後になってしまう家族もいるかもしれない訳で、久しぶりに会う人達と楽しくおしゃべりしつつもちょっと感傷的になったりもしたのだった。

2013年12月23日月曜日

little by little

今日は久しぶりにボスと二人でミーティング。このところデスカッションといえば同じことばっかり話しているような気もするけど、いくつかのプロジェクトを少しずつアップデートしていっている感じ。自分は日本に帰っている間に思い付いたいくつかの新しい考え方を、そしてボスは先週ニューオーリンズのASCBで得てきたいくつかの情報を、お互いに出し合いながら少しずつスティミュレイトした感じ。ということで、今日いくつか新しい実験のためのクロスをセットアップした。年明けにオモシロデータが出てくるかどうか、楽しみなものがいくつか。

Robert Mondavi Private Selection Cabernet Sauvignon

Robert Mondavi Private Selection Cabernet Sauvignon 2011
カリフォルニア、Robert Mondavi Private Selectionのカベルネ。ブラックベリーにオレンジのような爽やかさで、とても飲みやすいカベルネ。軽やかだけどバランスが取れている感じ。10ドル以下。

2013年12月22日日曜日

町をぶらぶら

今日は子供二人を引き連れて一日中町をぶらぶらした。ホームディポに行ったり、ラボに行ってハエをいじったり、昼御飯を食べにモールに行ったり、ペットショップで動物を見たり、湖の周りを散歩したり、公園のプレイグラウンドで遊んだり。冬休みが始まって何やら街はどこもにぎわっている感じ。

2013年12月21日土曜日

First Skating

なんかこの数日はえらいあったかい。半袖でもいけそうなくらい。そんな暖かいフロリダの田舎町にもスケートができるところがあるんだそうな、という話を聞いて今日行ってみたら、やっぱりアイススケートのリンクではなくてローラースケート場だった。ダンスミュージックが流れていて、時々照明が落ちてミラーボールが回る、そういえば80年代の映画の中で見たことのあるアメリカの風景。ローラースケートなんて子供の頃以来だったのですべれるかどうか不安だったけど、昔よくスキーをやっていたからかゆっくりとならすべることができた。のだが、はじめてローラースケートを履いた下の三歳を支えながらすべっている時にバランスを崩して一緒に尻餅をついた。そんなことで、今夜はおしりに痛みを覚えながらバージンコレクト。

2013年12月18日水曜日

引っ張ると増殖

Mechanical control of organ size in the development of the Drosophila wing disc.  PLoS One. 8(10): e76171.

Control of cessation of growth in developing organs has recently been proposed to be influenced by mechanical forces acting on the tissue due to its growth.  In particular, it was proposed that stretching of the tissue leads to an increase in cell proliferation.  Using the model system of the Drosophila wing imaginal disc, we directly stretch the tissue finding a significant increase in cell proliferation, thus confirming this hypothesis.  In addition, we characterize the growth over the entire growth period of the wing disc finding a correlation between the apical cell area and cell proliferation rate.

成長中のimaginal discを大人のハエの腹腔内に移植してもそのディスクはウジ虫の中で正常に発生したものと同じサイズで成長をストップすることから、発生過程におけるこのtissue growthの制御は自律的であると考えられる。じゃあこのtissue growthのend-pointは何によって規定されているのだろうか?
ということで、考えられているファクターの一つがmechanical forceである。つまり、「mechanical tension has a growth promoting effect and, correspondingly, mechanical compression inhibits growth.」という訳である。実はこういう知見は今までにビトロでの培養細胞におけるデータがあったりするのだが、発生中の組織を引っ張って確かめたヤツはおらんかったということですな。
で、実際にwing imaginal discをニューっと引っ張ったら細胞分裂が促進されましたと。逆に、実際の発生中の組織においてはmechanical compressionとproliferation rateに負の相関関係が観察される訳です。
まぁちょっと乱暴な実験なんだけどもオモシロイし、今自分が考えているコンセプトと大体合致する。

countdown

フロリダに帰ってきて三日。やっぱり一ヶ月前と同じように、夕方から眠たくなって夜中の三時頃に目覚めるという感じの時差ボケ。昼間もなんだかボーッとしていて体が重い。
ジャッキーに頼んでいたハエ達の次世代が出てき始めているので、とりあえずは彼らの選別。こいつらを使って一つ楽しい実験が出来るのだけど、もう一世代待ったら年末になって、年明けに実験開始したらもうココにいる間に結果を出せるのかどうかぎりぎりになってきている。ちんたらしていたらこいつらを使う実験は日本に帰ってからになってしまう。いよいよココでの残された時間もカウントダウンが始まった感じ。アンダーグラジュエイト達の姿が見えないので、どうやらもう大学は冬休みに入ったようだ。ということで、ちょっと落ち着いてあとどれだけのことをここでやれるのか考えてみる。

2013年12月14日土曜日

Mission complete

昨日の晩、三島から大阪に帰ってきて、今日は実家でゆっくり休憩。これで今回の一時帰国の全日程が終了。この二週間、結構いろんなことがあったからか、もう先週の神戸での学会のこととか随分前のことのように感じる。。。それにしても今回もまた多くの方々に会っていただいて、たくさんお世話になった。一つ一つの出会いとつながりを大切にしていきたいと強く感じた二週間だったのでした。
ということで明日の朝、大阪を発って再びフロリダへ帰ります。もしかしたら、アメリカへ「帰る」という表現はこれが最後になるのかな。。。

2013年12月13日金曜日

楽寿園

今日の昼間、少し時間が空いたときに三島駅前にある楽寿園を散策。大昔に富士山の噴火で流出した溶岩の上に作られた日本庭園なんだそうな。ぶらぶらと歩きながら考え事。

2013年12月12日木曜日

三島へ

今日は午前中に筑波から三島へ移動して、レンタカーを借りて三島市内をぐるぐる走り回った。坂の多い街。住宅街の坂を上っていくと必ず雄大な富士山の姿が現れる。

Tsukuba

一昨日はNN博士のラボでセミナー。CCHはもちろんSSTに関しても少し話したので、一時間半ぐらいかかったけど去年に引き続き活発な議論をしていただいて、その後の学生さん達との飲み会も存分に楽しませてもらった。やはり異分野交流は楽しい。今後ここから何か新しいものを生み出す努力をしていきたいと思う。
で、昨日は同じ筑波大学のRN博士のラボを訪問。RN博士、YS博士ともにお忙しい中、色々と議論をさせてもらって非常に有意義な時間を過ごさせてもらった。さすがに学生さん達もオモシロイ研究をされている。これまた今後の交流が楽しみです。
ということで、三年連続の筑波大学訪問でなんだかここがだいぶなじみの場所になってきた。また近いうちに来ることになるかな。

2013年12月9日月曜日

第二週スタート

この週末は実家でゆっくりさせてもらって、今日から第二週スタート。
ということで、また一年ぶりに筑波へやってきました。やっぱり筑波はちょっと寒い。明日の午後、NN博士のところでセミナーをさせていただく予定。

2013年12月6日金曜日

第一回FSUの集い

で、昨晩はFSUの集い。この4人で集まれたのは、たぶん5年ぶりぐらいになるのかな。酒も肴も旨くて、本当に楽しい数時間を過ごした。これまた定期的な会にしたいものです。